香港的有閑太太の午後

5月30日 (月)   晴れ!!!

みなさま、ごきげんよう。

今日は、香港有閑太太らしく、いつもよりもひときわゴージャスな午後を過ごしました。「香港有閑太太的午後を過ごす会」(以下、HKYKTTGGSK)会員の皆さま、本日はお疲れ様でした。
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会場は、去年に引き続き、またしてもクリスティーズのプレヴュー会場でした。去年は会員一名でいろいろと観て回りましたが、今日は会員が3人に増え、一人で観るよりもずっと楽しく過ごすことが出来ました。気持ちを分かち合うって、やはりとても大切なことだと思います。

ま、総額数十億円分くらい見たとは思いますが、今日一番心に残ったのは、やっぱりあのオレンジ色のサファイヤの指輪。私は特別宝石関係に情熱を燃やすタイプではありませんが、美しいものは好きですし、美しいものを見ることは大事なことだと存じております。オークションの出展品ですから、もちろん美しいものがずらりと並んでいるわけですが、中でも一番私の目を引いたのが、このサファイヤでした。(因みにこのサファイヤの指輪は、ニューヨークで競売にかけられるものだそうです。詳しくはこちら

D4513568r.jpgところで、その横にあったバラの形をしたダイヤのイヤリングとブローチのセットも素敵で、HKYKTTGGSKのG会員は、さりげなさを装いつつもそちらに強く反応していらっしゃいました。すると、それを見て取ったスタッフが、禁断のショーケースの鍵を開けて、憧れのビロード張りのお盆の上にブローチとイヤリングを3つ並べてくれるではありませんか。
これは、ついにその一線を越えてしまうときが来たということ。甘い青春を名残惜しく思いながらも、魅力的なだけ罠もたくさんある大人の世界へのステップを踏み出すときが。ああ!人生に乾杯。「ざます」を連発するような人にしか許されないのかと思っていた、あのビロードのお盆が今こうして、ただ目の保養に来ただけの私たちの目の前に差し出されたのです。
そして、ついにそのまばゆいばかりに白く光り輝くダイヤの塊りに手を触れました。

重い…!

さすがは宝石がちりばめられているだけあって、想像以上に重かった。ブローチは、針で洋服に刺すのだからあまり問題ありませんが(穴が広がっちゃいそうだけれど)、イヤリングはクリップタイプで、果たして重みで落ちてしまわないのか非常に疑問が残りました。あれだけ重いものをピアスにしたら、穴が広がるとは思いますが、このダイヤで広がるならむしろ本望。「もうダイヤが重くて、穴が広がってしまってネェ…困ったわ。おほほ」なんて言ってみたいような気もしないでもないかな。

D4513705x.jpgしかし私の心はまだこのサファイヤに魅せられてしまっています。とてもきれいな色のこの石、一体何かしら?と疑問に思いカタログのページをくくると、一ページにどどーん!と大きくアップの写真が載っています。どうやらオークションの目玉の一つ?落札予想価格は最高3000万円ほどでした。スリランカ産のサファイヤで、オレンジ色に見えますが、実はほのかにピンクがかったものなのだそうです。見れば見るほど吸い込まれるようなその輝き。こんな素敵なもの見たことない。
ええい、こうなりゃついでだ。
It's now or neverです。「あの、こちらの指輪も見せていただけます?」と、ダイヤ3点セット(こう言うと、途端に安っぽく聞こえるな)をしまうスタッフに聞いてみました。すると、「ええ、どうぞ」と快くあの夢のように美しい暁の太陽のように輝く石のついた指輪を出してくれるではありませんか。なんて優しい人!

今、私の目の前にある見たこともないような輝き。あまりの興奮に中世の淑女ばりに卒倒してしまうかと思いましたが、気を強く持って、その指輪(AN EXTREMELY RARE PADPARADSCHA SAPPHIRE AND DIAMOND RING, BY HENRY DUNAY/Set with an oval-cut padparadscha sapphire, weighing approximately 20.84 carats, within a circular-cut and pavé-set diamond surround, mounted in 18k gold)を手にすると、またしても

重いっ!

ちょっと慣れないと手が疲れてしまうのではないかしらと思うくらい重いのです。いや、これで疲れるならむしろ本望。「もうサファイヤが重くって、手が疲れてしまったわ。おほほ」なんて、言えるもんなら言ってみたい。

たっぷり堪能したあと、丁寧にお礼を言ってその場を後にしました。

ちょっと別の部屋も見てみようとふらりと入った会場は、なんと中国の陶器の競売真っ最中でした。これもまた、滅多に経験できないことなので、しばらくの間見守ることに。ゼロの数を数えないと上手く理解できないような(数えてもまだ理解できないような)数字が飛び交うのです。品物が紹介されて競りが始まると、最初の1分でものすごい金額につりあがり、私たちがいた間の最高落札価格は、なんと約3億円。(3億円の壺セット)私たちの立っていた場所から程近い椅子に腰掛けていたおじさんは、なにかを4千万円くらいで落札してらっしゃいました。一見、そんなお金は逆立ちしたって思いもよらないような方でしたが、人間、外見では判断できないものですね。ちなみに落札最高価格は、4億2千5百60万円。明の時代の大きな鉢であったようです。

また半年後を楽しみにしつつ。ごきげんよう。

Comment

ご機嫌麗しいご様子で何よりでございます。

約1年ほど前のことになりますが、、我が家は、泥棒に入られまして、先祖代代の宝飾類を根こそぎ、盗まれましたことがございますが・・・
おぉ・・なんと、この指輪。形こそ、何気にすこし
変えてはありますが、似ている・・似ているような・・・。
泥棒に入られまして以来、おかげさまで腱鞘炎に悩まされずにすんでおりますが・・
時折・・、あの重み・・あのずっしり・・まったりとした重みが・・・懐かしい。
お金持ちというのは、見えない苦労があるものでございまして・・・

本日は、これで失礼致します。


  • 2005/05/31 00:26
  • ihoko
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■ihokoさん、
ごきげんよう。
まあ!それはそれは。大変な経験をされていらっしゃる。歴史と思い出のあるものがそのようなことになってしまうとは、ご心痛のほどいかほどでしたことでしょう。
しかし今では腱鞘炎から開放されていらっしゃるとのこと、災い転じて…とはこのことでしょうか。

ああ、確かに、腱鞘炎や肩こりに悩まされるのでしょうね。ネックレスなどもとても重そうでしたから。各国王家の方々のティアラなども、それなりに重いのでしょう。光の後ろには影が、必ずあるものなのでございますね。

こちらの指輪、来月ニューヨークで競売にかけられるそうですから、お電話で参加なさったら如何かしら?確かにあの重みは、なかなか忘れられるものではございませんものね。

おほほ。
(マダムごっこ、けっこう楽しいな)
  • 2005/05/31 10:12
  • bonbon
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  • Edit
アタクシ、この優雅な会の帰り道にもっと美しいもの見つけましてよ。
二階建ての運転手付きの車から、ふと窓の外に眼をやれば、…まぁ~~素晴らしい夕焼けじゃありませんこと
bonbonさまもご覧になりました?
ビクトリア湾を染める、オレンジ色の憎いヤツ。
アタクシ、アレが欲しいわ
  • 2005/05/31 10:24
  • 会員2号
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■会員2号さま、
アタクシそのころは、食料庫で下女にオレンジ色に染まったきゅうりを小分けさせておりましたわ。ボートをビクトリアハーバーで走らせているときには、それどころではなくて。見逃してしまったなんて、残念ですわ。
  • 2005/05/31 10:50
  • bonbon
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  • Edit
まぁ・・bonbo姫・・
ごっこだなんて・・
失礼な・・!というか・・ブレイな!
まぁ・・まぁ・・なんということでございましょう!

私を・・(ごっこ)だなんて、私の血は、正真正銘の青。時を得て・・濃厚な緑(どぶ色とも言う)
に変色は致してきておりますが・・
まぁまぁ・・なんて・・ことでしょう!
きっと会員2号さまにはこの気持ちおわかりいただけますわね!

それでは、ショックを受けながらも、やはり礼儀正しく・・
本日は、またこれで失礼をさせていただきます
ごきげんよう。
  • 2005/05/31 12:53
  • ihoko
  • URL
■シニョーラihoko、
あらあら、お怒りを買ってしまったようで、お詫びの言葉もございませんわ。
これ、つまりワタクシが独りで「ごっこ」遊びをしているということなんですの。お分かりいただけるかしら?ワタクシは、ほら、庶民ですから。ごっこ遊びでもこういうものは楽しいわと思った次第なのです。
もちろん、シニョーラihokoは、生粋のマダムでしょうとも。ええ、それは日記の内容からも自ずと見えてくるというもの。そのような方に、こんなワタクシの戯言にお付き合いいただいて、嬉しい限りですわ。

では、ごめんあそばせ。
  • 2005/05/31 14:05
  • bonbon
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■馬迷さん、
こ、こ、こ、これはっ!?(汗
ちょっと読んでみたい…
  • 2005/05/31 18:39
  • bonbon
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「こんなの一体誰がどこに着けてくのよ」とNYオークションの宝石群を見て叫び、顰蹙をかった私でございます。私には煌びやかすぎました。

今回の関心はルシアン・フロイトの肖像画2点だったんです。実物が見られただけで本望です。

それにしても驚愕したのが、推定のお値段。モジリアーニより、マチスより、モネより、シャガールより高いのか、フロイトは…。夫は呆れて、たとえお金があっても買わない、と言いきりましたが、私は、実はフロイトに描いてもらいたいと思っている、と言ってさらに顰蹙を買ったのでございます。
  • 2005/05/31 19:54
  • メラニン
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■メラニンさん、
顰蹙…、読めなかったので思わず検索しちゃいましたわ。
宝飾品関係は、本当に「どこで着けるんだろう?」と思わずにはいられないようなものが多ございますね。王家のディナーとか、しかも冠着用の第一級正装などでもない限り、あんなもの使えません。
メラニンさんは絵画をご覧になったのですね。私も、去年のプレヴューは早くに行ったので、絵画関係も観ることができました。

なんにしろ、美しいものを見るのって大事ですわね。
  • 2005/05/31 20:59
  • bonbon
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香港有閑太太的午後の会
今日はお友達に誘っていただき、香港太太的(マダム)午後を過させていただきました☆写真をみてお解りの方も多々いらっしゃるかと…クリスティーズのオークションが今香港で開かれてるんですね。そのオークションにかかる品物のプレビューに行って来ました。
  • 2005/05/31 11:25
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