炸醤麺開拓

  • Day:2005.06.13 20:05
  • Cat:食房
6月13日 (月)   曇りときどき大

昨日の午前中、殿が一週間の出張で行っていた地球のほぼ裏側からお帰りになった。あちらのホテルを出てからうちに着くまで、しっかり26時間もかかったらしく、疲労による不機嫌さはいつもよりもひどい気もするけれど、時差ぼけで眠い方が勝っているらしく、昨日は7時ごろには我慢できなくなって眠ってしまわれた。
殿は今朝5時過ぎには起きていたけれど、さすがにそれに付き合うことはできないので寝ていたら、7時になって寝室の電気を点けられた。
そのせいだかなんだか知らないけれど、ものすごく眠い。私も時差ぼけなのかと思うくらい眠い。なんだってこんなに眠いのかしら。今これを書いているこの瞬間もとても眠い。

眠い眠いと書いていても重要文化財にはならないだろうから、もう少し他人様のためになることを書こうと思う。

突然ですが、私はこれから夏の暑い間は炸醤麺の開拓に乗り出すことにしました。自分で自分を炸醤麺大使と思い、粘り強く開拓を進めていく所存であります。

開拓の記念すべき第一号は、尖沙咀は北京水餃の京都炸醤麺。因みに、「京都」とは中国語で首都を表す言葉の一つであり、中国の京都は北京、日本の京都は東京、フランスの京都はパリであります。何故だか知らないけれど、香港では炸醤麺というと「京都」と頭についていることが多い気がします。

DSCF1344-2.jpg

まるで名画「ビーナス誕生」を思わせるかのような貝殻をかたどったお皿に盛られて、炸醤麺が登場しました。実はこの炸醤麺は、正確には京都炸醤麺ではないはずです。何故かと言うと、京都炸醤麺を頼んだときに、お店のおばちゃんに「担担麺と炸醤麺のジャンを両方載せたこっちも美味しいわよ」と薦められたもので、こちらは4ドルも高いのです。確かに2種類のジャンが載っていました。

やっぱり、暑い夏の日にはスープなしのこういう麺がホッとします。とは言え、冷やし中華のように冷たいかというとそうではありません。麺を茹でて水を切ったのをそのままお皿に盛るので、麺は生暖かいです。この人肌温度がまた私をホッとさせるのです。
きゅうりの切り方がやや粗すぎるような気がしないでもなかったですが、味は良かった。

この日はわけがあってお腹いっぱいになっていなければならなかったので、この麺の他に土豆絲(土豆=ジャガイモ、絲=細切り)という、ジャガイモのシャキシャキサラダみたいなものも頼みました。これで私は頭痛がするくらいお腹いっぱいになり、翌日の朝までお腹が空きませんでした。

因みにここ、北京からの移民と思われる(すごく北京訛りの普通話=北京語を喋る)おじさんがいるんだけれど、餃子の味はやっぱり香港風になっちゃってる。この方が香港人は好きなんだろうけれど、ああ、大陸の小さな水餃子が食べたいわ。

北京水餃店」 九龍尖沙咀柯士甸路15号

Comment


Bonbon様(炸醤麺大使&担担麺戦士)

こんばんは。今日は一番のりです!
いやあ 自分が思っていた以上にBonbonさんは中華の
食通でいらっしゃいますね。
すっかりモードになってますが、担担麺もお忘れなく。(笑)

北京水餃は自分も好きです。
炸醤麺は食べたことなかったですが、おいしいそうですね。
確かに炸醤の麺は一般的に暖かいかも。
具や素材は同じ状態で冷麺や冷やし中華のように
冷やして食べたら異なる刺激でおいしいかも。
その場合は辛さを強調してほしいところです。













実は私の掲示板でbonbonさんの画像を見た時、これは珍しい「京都炸醤麺」だと思ったのですが、あまり細かい質問をして嫌われたらいやだなと思って黙っていました・・・。

白い麺の京都炸醤麺は初の発見例です。Googleで京都炸醤麺を検索してもらうと、私のサイト内で語られた、日本の京都在住の人の質問とか面白い話がHITすると思いますが、香港の京都炸醤麺は、黄色くて日本の中華めんより細くて硬い麺に味噌っぽくない少し辛目の醤が載ってるものと認識しています。しかし「北京水餃」のものは細いながらも白い麺!香港風の京都炸醤麺を北京風に若干先祖がえりさせたものってことでしょうか?ややこしい話ですみません・・・。
おいしそうですね~炸醤&坦坦麺!
うちの会社の近くの屋台で、汁なし麺を食べたことがあるんですが、これが超美味!
普通のラーメンのような麺に麻と辣の醤がのっており、あとはもやし、ネギ、塩漬けインゲン豆がのっております。それをまぜまぜしていただくんです。
これは何麺になるんでしょうか?
■Macchiさん、
いやいや、ちっとも通じゃありませんよ。徹底するタイプではありますが。
あのお店、私も好きなんです。餃子もなかなか美味しいですしね。

■ジミー荒川さん、
ああ、そんな詳しいことは私には解りません…
でもまさかそんなに珍しい発見だったとは思いもよりませんでした。

たしかに香港はあの黄色い卵麺(ジミー荒川さんのおっしゃる黄色くて日本の中華めんより細くて硬い麺)を使うところが多いですが、実は法則があるように思います。
香港にある程度滞在して食べ歩くと解ることなんですが、雲呑麺(エビの雲呑)を売りにしているようなお店(または看板でなくてもメニューにエビ雲呑のある店)では、麺はことごとく卵面です。(そういう店では餃子もエビっぽい味がします)  その問題解決のポイントは、雲呑麺屋じゃないところへ行くことです。
もうひとつのポイントは、香港のレストランでの料理の命名。もともとの京都炸醤麺がどういうものなのかは知りませんが、とにかく「炸醤麺は京都炸醤麺って呼んでいることが多いから、うちのもそうしとくべ」くらいのものだと思います。なんかなじみのない名前をつけて客に敬遠されても困るし、ってくらいの気持ちかと。だから、炸醤麺はとりあえず京都炸醤麺って呼んでおいて、麺の種類やジャンの種類にその店の特徴が出ているのだと思います。
あと、黄色い卵麺は昔から華南地方でよく食べられるものなので、炸醤麺を華南風にアレンジしているとも思えますね。
以前もどこかに書きましたが、小麦粉から作られる白い麺も香港では決して珍しくありません。日本では香港の麺といえば黄色い卵麺!と思っている人が多いですが、これは香港で雲呑麺(を食べた旅行者の口伝え)の影響だと思います。香港の雲呑麺は有名だし人気ですからね。有名な糖朝でも、麺は黄色い卵麺です。香港はお粥も有名ですが、粥を出すお店は大体どこも麺もメニューにあります。で、お粥と麺が両方メニューにあるお店の麺は、大体が卵麺です。

というわけで、「京都炸醤麺」と名付けられたものに、必ずしも何か根拠があるわけではないと、私は考えております。卵麺の店で食べれば卵麺に甘酸っぱいあんみたいなもののかかったものだし、白い麺を出すお店で食べれば、白麺に肉味噌のかかったものが出てきます。炸醤麺といえばスープなしかと思えば、普通のスープ入りの麺に肉味噌のかかったものだったりもするお店もありますし。
ところで、以前掲示板の方に書きこみました水餃姨姨の炸醤麺は京式炸醤麺。これは京都式炸醤麺から「都」という一文字を取ったもので、その意味するところは同じと思います。この「京式~」も、よく目にします。
■ホンコン金魚さん、
その麺、美味しそう!会社の近くってことは、大陸の方ですよね?いいなぁ、やっぱり食事は大陸が美味しいです。
それはね、メニューになんて書いてあるか知りませんが、きっと炸醤麺みたいなものだと思いますよ。
今、長々とジミー荒川さんに書いたのと同じですが、彼らの命名法にあまりこだわった根拠はない!と、私は中国人の国民性などから分析し、推測しております。よっぽどこだわりのある店でない限り、名前はあんまり関係ないんだと。
その通りだと思います。香港では水餃子も北京水餃って書きますよね。また、字数を揃えるためとか、豪華に見せるために飾りでつけるということもあるのでしょう。
http://farakawa.hp.infoseek.co.jp/chanpin/chanpin.htm
上のメニューの京都炸醤面や川味担担面等のように。

ついでにこのページを下まで見てもらいたいのですが、この時は、香港でなんで信州味噌を買わせるんじゃい?と思ったのですが、香港や広東省の東莞では黄醤を売っていないんですよね?
■ジミー荒川さん、
ね、そうですよね?
そいうわけで、今後も白麺炸醤麺開拓にはげみます。

「黄醤」って、はじめて聞いたわ…。そういうものがあるんですね。私は自分の家では中華料理は作らないものですから、中華の調味料はさっぱりなのです。麻婆豆腐用のジャンなどのように、瓶詰めになってるんでしょうか。袋詰めのものもあるようですが。今日もヒマなので、雨が降らなければ探してみようと思います。
黄醤ですが、わたしも広東省東莞で何件もスーパーで探しましたがついにみつけられませんでした。ひょっとすると黄醤は醤専門店でしか売っていないのかな?とも思いましたが、北京に行ったら大小スーパーで普通に売っていました。
http://geminizz.hp.infoseek.co.jp/pekinjan/index.htm
買い集めた黄醤の画像を上で公開しています。大醤も大豆の醤(黄豆=大豆)ということで黄醤と同じです。さて香港で手に入るでしょうか?
■ジミー荒川さん、
あ、甜麺醤ならどこでも売ってるような…
そうか、甜麺醤でも良いのか。
でも、「黄醤」というものを探してみたいと思います。
一応北京人はあの中の六必居の黄醤を使うのが本式であると思っているそうです。探してみてください。
■ジミー荒川さん、
了解いたしました。ベストを尽くしたいと存じます。
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