Hillside Escalator

10月16日 (日)   曇り スモッグで真っ白

香港は、中国大陸とつながっている九龍半島(かおるーんはんとう)と、ビクトリアハーバーを挟んでその南に位置する香港島、さらに周囲に散らばる無数の島々で形成されています。

私が現在住んでいるのは九龍半島の南、地元庶民・旅行者の双方で一年中大変混雑しているところですが、以前は香港島の山の上の方に住んでおりました。立地的にやや隔離されたようなところだったため、外界とのコンタクトを取るのは週に一度、下山したときのみでありました。
香港島というのは、まあ小さな山脈のようなものが東西に延びており、その最高峰が「ビクトリアピーク」と呼ばれるところですが、最高峰と言っても標高552m(手元の地図による)、東京の高尾山くらいでしょうか。実際、高さで言えば大したことないのですが、大したことあるのはその勾配です。

香港島の上り坂はすごい。あまりにも勾配がきついので、ほとんどの場所では坂ではなく階段になっていますが、階段にしろ坂にしろ、私のような運動不足は「心臓破り」と形容するに躊躇しません。いつの間にやら呼吸がラマーズ法みたいになっていて、上りの途中で休憩をとらなければならないこともあります。(絶望的)

そんな急な勾配を上がって行く山頂近くの一帯は、「ミッドレベル」と呼ばれる「陸の上の方々」がお住まいになっているところです。超高級高層マンションがひしめき合っているので、人口密度で言ったら他の場所と変わらないとは思いますが、景色が良いのが売りです。

さて、その高級住宅地と山の下の街をつなぐ道はたくさんありますが(バスも数本ありますが)、香港政府が税金を投じて作ったのがヒルサイドエスカレーターというものです。

Hillside Escalator先日、ちょっと用事があってそのエスカレーターに乗りましたが、終点近くまで行ったのは何年ぶりだったでしょうか。周辺地域のあまりの変化に驚きました。こじゃれたレストランなんかがたくさんできていて(あのあたり一帯をSOHOと呼ぶようになったらしい。SOHO、急速に成長中)、映画「恋する惑星」に出てきたような、あの雰囲気はもうほとんど残っていないのを見て、なんだか寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか。(右図の青い線がそれです。クリックで拡大できます)

山の上の方まで何をしに行ったのかというと、ちょっと気になる物件を眺めに行ってきたのでした。不動産屋に連絡していたわけではないので、外から眺めることしかできませんでしたが、中の様子は写真で見たことがあるので間取りも分かっているし、とりあえず実際にその場へ行って、窓から覗いて、どれくらいの大きさなのか確かめたかったのです。

赤いドアの家
その家のある路地

上の写真がその家です。赤いドアが素敵。築年数はもう40年くらいになるようですが、中はすっかりリフォームされて、(写真で見た限り)とても住み心地がよさそうです。2階建て…と言うか、メゾネットタイプで、地上一階にキッチン(カウンターつき)と居間、地下に寝室とバスルームがあります。一階と地下を結ぶらせん階段が、この物件の魅力の一つと、私は思っています。

で、実際に見てどうか。…狭い。狭いです。上下合わせて700sq.ft(約65m2)。一階にはダイニングテーブルがなく、食事は台所のカウンターでとるということになりそうだし、一応「居間」と形容されるソファーとテレビのスペースも、窮屈な感じでした。ここの様子から察するに、地下のバスルームも大した広さはなく、きっとバスタブもないでしょう。
家のある路地は車が入ってこられないので静かですが、大きな荷物があるとき(スーツケースとか)、これは不便でしょうね。

家具つき(ドアの前の植物も付属品と思われ)で、家賃28000ドル(約42万円)。赤いドアは素敵だけれど、高いよ。高いなぁ。

【お知らせ】
のっぴきならない事情により、ワタクシしばしの間姿を消します。また会う日まで、さらば!

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  • 2005/10/17 10:07
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