ダビンチ・コード

  • Day:2006.04.25 18:45
  • Cat:書房
4月25日 (火)   曇り 濃霧

面白かったー!!!

国民アイドル級の私は(まだ言わせて)、今朝午前4時、噂の「ダビンチ・コード」を解説まで全て読み終えました。
もう面白くって面白くって、一日一冊、二日で読み終わっちゃったわ(ハードカバーだったので上・下巻の二冊)。止められない止まらない。まるでカッパえびせんのような本でありました。

【ここから先、内容に触れることもありますので注意】

やー、すごいなぁ。最期のパズルは、なんかちょっと感動。そうか、あのピラミッドか。あそこのそのピラミッドもじげしげと見たことがある。面白いデザインだなーって。昼間だったけれど、あそこで空を見上げたこともある。そういう自分の体験と重なって、ちょっと感動しましたわ。

読んでいて面白かったのは、今日(こんにち)のキリスト教の成り立ち。昔の…ではなくて、今日の、それも世界中で共通した信仰を持つカトリック(プロテスタントは、大筋は同じでも細かいところは教会によって解釈が違うので共通ではない)の世界との関わり方。
儀式ばったところや豪華絢爛な聖堂、かつての権力や理不尽な価値観の押し付けや血なまぐさいところが鼻について、もともとあまり好きにはなれない部分があるのだけれど(カトリックの人、悪く思わないでね)、これを読んで「やっぱりなぁ…」と納得することが数多くあった。

それから、暗号解読も面白かったけれど、ダビンチの絵に隠された暗号ってのがとても面白かったし、図らずも私が長く疑問に思っていたことにたいして納得のいく答えを得ることができた。

マグダラのマリアbonbonの長きに亘る疑問:

1)「最後の晩餐」でジーザスの右隣にいる人物。

初めてこの絵を見たのがいつだったかもう忘れたけれど、小さい頃だった。何の絵なのか、描かれているのが誰なのかは知らなかったけれど、何の疑問もなくこの人物は女性だと思ったので、後々あれが12人の使徒だ知って「でもこの人はどう見ても女性じゃん?」と納得いかなかった。

2)マグダラのマリア(左の絵)の存在
彼女の存在を知ったのはずっと前。小学生だったか?聖書の知識なんか殆どないのでただ単純にそう思っただけだけれども、ジーザスの母であるマリア以外に、彼の周りにいる女性はこの一人だけだから、恋人かなんかだろうと思っていた。
しかも、ジーザスが磔になるところにもいるし、3日後にお墓にも行っているし、ただの崇拝者なんかじゃなくて恋人以外のなんであろう!と不思議に思っていた。


以上二つが、この本で納得いく説明を得られた疑問の代表。昔々のことで誰にも本当のところはわからないけれど、今後これ以上納得の行く説明が得られるまでは、私はこれら説を信じようと思う。

さて、とっても面白いんだけれども、やはり日本人にはなじみの薄い内容で、予備知識が全くないとその切迫した雰囲気が伝わりにくいですね。お話としては楽しめる。でもやっぱり、こういうキリスト教文化に育った人のほうがずっと共感を持つことができるんじゃないかと思いました。

シオン修道会とか、オプス・デイとかは存在すら知らなかったし(秘密結社って何?というレベル)、聖杯にいたっては、その重要性は日本人の私にはよく解らなかった。宗教や信仰が生活の土台にあるという文化に育っていないためだと思う。どうして聖杯の秘密を知る人がそれだけの富と権力を手に入れられるのか、頭では解る気がしても実感が湧かない。特に今のこの世の中で、聖杯の秘密がそれほど重要視されるというのには、「ふーん?」くらいの反応しか示せなかった。

例えばこの聖杯の秘密が明かされて世界中の人がそれを知ったとして、それがどのくらい私たちの日常に影響を与えるのだろう?日本社会ではあまり影響はなさそうだけれど、キリスト教国家では、国によってはアリの巣をつついたような、天知をひっくり返したような、上へ下への大騒ぎになるんだろうか。

それでも、事実がたくさん織り交ざった内容なので、どこまでが本当なのか、わくわくドキドキした。

宗教って、信仰って何なんでしょ?と、改めて考えました。

そう言えば、殿と会って間もない頃、彼に「君の宗教は何?」と当たり前のように聞かれたっけな。特に名前のついた宗教に傾倒しているわけではないので「特に何もないけど・・・」と答えると、「宗教(信じるもの)もなしにどうして生きていけるの?!」と驚かれた覚えがある。
私にだって信じるものはあるけれど、私の信念だから別に名前もついていないし、最初殿にはそれがよく分からなかったらしい。

パリに始まって、ロンドン、そしてエジンバラ。檸檬ちゃんも言っていたけれど、確かに本を片手に道を辿ってみたくなりました。特にテンプル教会とエジンバラの教会には行ってみたい!・・・という効果を期待して、殿にも読むように勧めてみようかな。そうしたら連れて行ってもらえるかも…。

<参考サイト>
お話に出てくる場所などの写真が見られます。(日本語
作者のサイト(英語)

Comment

あちこちで言いまわっているのですが、宗教ってのはその人の哲学なんじゃないですかね。自分がどう生きるか、何を目指すかってことです。自分の信ずる宗教の教祖または神に教えに従って恥ずかしくないよう生きることに誇りを持つ人からすれば信仰する宗教がない、というのは退廃的、享楽的にしか映らないことも十分にありえますよね。
日本社会の宗教色が薄いのは親・先祖または世間様が神の存在の役割を果たしている(あるいは過去形で「いた」(笑))ことに起因する部分もあると思います。換言すれば常に自分の言動をチェックする人がそこここにいるわけで、神のみを信仰する人よりははるかにしんどいと思いますよ。

ところでBonBon嬢。ダ・ヴィンチ・コードがお好きならこれはいかが?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488013511/250-4329698-6112204
馬迷は若い頃、これのLD(DVDじゃないですよ、LDですよ。)を見まくりました。うぶなクリスチャン・スレーターがでてきます。でも彼はどうでもいいの。ショーン・コネリー萌え。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002GD4HI/qid=1145964396/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-4329698-6112204
  • 2006/04/25 19:29
  • 馬迷
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  • Edit
この記事はみないわーーーー
今、中巻半分~!朝から読み始めましたぁ~
結構おもしろいなりー。
あたしってば洗礼を受けたカトリックなりよ。でもパリがわからん。観光でしか行ったことないもんーーー(涙)
■馬迷さん
そうそう!そうなんですー!!哲学。人生の哲学ですよね。
生き方を示すもので、だからこそそれを持たないというのはどういうことなのか、不安じゃないのかって殿は思ったようです。
そののち、一緒に生活したり、いろいろと話したりするうちに、私には私の「哲学」があるということが解ったようです。それは殿にはすっかり理解できるというものではないようですが。
でね、こんなところでまた私の考え方をあまりにも公にするのはちと気が引けるので、直接お会いしたときに興味深い会話をしたいと思います。

「薔薇の名前」、観たかったー!クリスチャン・スレーターもステキですが、コネリー様にはかないっこありませんわ。今度日本に帰ったらレンタルして観ます!

■ちいたん。さん
あ、じゃあ明日くらいには読み終わるかな?(笑
今朝から読み始めてもう中巻ってすごいですね。
カトリックなんですか。じゃあ、私が読むよりもずっと深く感じるものがあるかもしれませんね。
ああ、ルーブルに行きたいー!
フッフッフ。私はコネリーさまと一緒にお食事したことがあるのだ。
って、たまたまロンドンのレストランで隣の隣のテーブルに座ったというだけですが…。これが唯一の自慢だ、情けなや。でもあの声!今でも思い出す。

ところでPriory Of Sionってね、でっちあげだったのよ。それを知ったところでがっかり、今回の剽窃の裁判でさらにがっかりでした、この本に関しては。
  • 2006/04/27 13:11
  • メラ
  • URL
■メラニンさん
えー!羨ましいぃぃぃ~!生コネリー。
かなり幸運でしたね、それは。おめでとうございます。(?)

そうそう、Wikipediaでも読んだんですが、
今では活動していないし、存在もしないらしい団体のようですね。
ちょっとガッカリ。
裁判は、ずいぶんもめた末、勝ったという結果しか知りません。
(最近まで話自体に興味がなかったもので…
じゃあやっぱり、ハリポタと同じように「ファンタジー」として楽しむのが良いのでしょうかね。
ファンタジーというか、まあ月並みな表現ですが history = his story ということじゃないですかね。お話を作ってるのは誰なのか、でね。この本読んでから2年以上たってるので、記憶が薄れているけど、寝食忘れて楽しんだのは事実です。ブラウンさん、ありがとう。
それにしてもニューヨークタイムズのベストセラーリストでもう3年くらい連続1位か2位でしょう?どうなってんのかね、アメリカ、という気もします。
  • 2006/04/28 13:41
  • メラ
  • URL
■メラニンさん
うん、うん。なるほど。そうですね。
えっ!そんなに長い間連続上位なんですか。
アメリカ…やっぱり不思議の国だわ。
昨晩(火曜日)の夜、8時くらいからPearlで、Real Da Vinci Codeというのを放映していたんですが、見た?私は2年くらい前に見て衝撃を受けて、もう1度見たかったんだけど、仕事で見られなかったの。
映画の放映(今日カンヌで上映かな)に合わせたんでしょうね。
  • 2006/05/17 00:16
  • メラ
  • URL
■メラニンさん
あ、途中から見ました。ナショナルジオグラフィックでも、またDa Vinci Codeについての特集かなんかが再放送になるみたいですね(いつやるんだったかな?)。
きっと映画の公開に合わせたのでしょう。メラニンさんは、映画は観に行かれますか?うちは、殿が本は読まなかったけれども興味があるようで、観に行く予定でいます。原作の本よりも面白いということは滅多にありませんから、私は映画自体には大して期待もしていませんが。ま、それなりに面白いんじゃなかろうか、と。
う~ん、どうしようかな~って。トム・ハンクスが、あまりにイメージと違って…。嫌いじゃないんだけど。
この人とかじゃ駄目だったのかなあ
http://www.g21.net/ap1grax/vigo3.jpg

マスター・アンド・コマンダーに出ていた、この人が出てるらしいので、これは嬉しい。
http://www.movieguide.co.nz/images/pics/Paul%20Bettany.jpg
  • 2006/05/18 23:19
  • メラ
  • URL
■メラニンさん
確かに!トム・ハンクスは私のイメージとも違います。
ソフィー役のオードレイさんも、好きな女優ですが、イメージ違うなぁ。ブルネットだし。
画像のこの人、ロード・オブ・ザ・リングのかっちょいい人ですね。好きー。
2枚目の画像の方、私好きです。A Beautiful Mindにも出てましたよね?
ジャン・レノは、刑事さん役かしら。もっと年とった人なら良いのになぁ。パトリック・ティムシット(Patric Timsit)なんか、コメディは抱腹絶倒でありながら、シリアスな役も同じく素晴らしいんだけれど。
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