天文台の言い分

5月17日 (水)   強風+

台風シグナル3マーク台風シグナル3が出ました。いつも不思議に思ってるんだけれど、このTを逆さまにしたこれは、何を表しているのでしょうか?
台風が近づいてきて、昨日の夜からずいぶん風が強くなったのですが、今朝目を覚まして拍子抜け。雨の音も風の音もしないじゃないの。うち、37階なのにな。季節風が強いときなんかは、かなりうるさくて眠れないほどだっていうのに、台風はどこへ行ったー!

ああ、そっちじゃなくて…

こんな東へ行っちゃったんですね。とほほのほ。どうりで大したこともないはずだよ。ちぇっ!

ズームイン!ダメだこりゃ。


ほら、ほら。皆さんよくご覧になって。かすりもしませんね。これじゃあ、雨と風で迷惑なだけだわ。台風だという付加価値も何もないじゃない。風は強いのに、北のほうから吹いてくるからか、空気汚染指数も高いし。ムキー!
ま、上空の雲は確かに滅多にない速さで移動してますし、風が強いからか、いつもは目の高さを飛んでいる鳶が今日はずいぶん下のほうで旋回していますが、これだけじゃつまらんのよ。求む、エンターテイメント性(例; 強風のためにひっくり返った傘をあくまでも差し続けて前かがみになって歩く老女とか)!

さて、昨日言っていた台風シグナルマークについての天文台の言い分ですが、わかりました。

香港の台風シグナルは、1<3<8<9<10と数字が大きくなります。
数字が大きくなれば、それが香港社会に与える影響としての台風の勢力の強さ(雨量や風速など)に応じて大きくなると思うのが人情というものではないでしょうか?そうでしょう、え?少なくとも私を含め、数年前にサウスチャイナモーニングポスト(香港の英字新聞のひとつ)にこのことを疑問に思って投書した方にとってはそうなのです。
さらには、なんで「2,4,5,6,7」が抜けてるのよ?とも思いますね?私は思うんです。投書した彼もそう思っていたのです。

そこで、天文台から迷える子羊に与えられる回答です。

台風シグナルマーク(全部)In 1917, the first numbered signal system geared to the warning of wind conditions in Hong Kong was introduced. The numbers were from 1 to 7 with numbers 2 to 5 signifying gale force winds expected from the four quadrants.
In 1931, the signals were amended to read 1,5,6,7,8,9,10 with signals 5 to 8 signifying gales from the four quadrants.
In 1956, the No. 3 Strong Wind Signal was introduced between the No. 1 Stand By Signal and the gale signals.

Starting from 1 January 1973, signals 5 to 8 were replaced by 8 NW, 8 SW, 8 NE and 8 SE respectively so as to avoid misunderstanding by the public. This system has been in use ever since.

Originally, the signals were intended mainly for the benefits of mariners but have over the years been also adopted for use by the public.


bonbonによるテキトーな訳:
1917年に、香港初の風の状況についての数字による段階的な警報システム(台風シグナル)が導入されました。1~7の段階があり、そのうち2~5は強い風の方角をあらわしていました。
1931年、これらの数字は「1,5,6,7,8,9,10 」に変更され、5~8の数字はそれぞれ強風の方角をあらわすようになりました。
1956年、強風をあらわす「3」が、「待機(Stand by)」のサインである「1」と強風の方角を表す「5」以降の数字の間に導入されました。
1973年元旦より、市民の誤解を避けるためにこれまでの5~8の数字に代わって「8 NW, 8 SW, 8 NE, 8 SE」が導入され、現在の形となりました。

当初、このシグナルは主に船員(漁業・船舶などの関係者と思われ)のためのものでしたが、だんだんと一般の市民生活のためにも受け入れられてきました。


だそうです。なるほどねー。台風の強さではないんだと。またひとつ利口になりました。ちゃんと読んでみるものですね。良かった。

しかしですね、やっぱり解りにくいよ。数字が大きくなるほど風速が速くなるのは事実だし、それと風の方角を一緒にあわせて考えろというのが、やはり一般市民生活向きではありませんね。だって、一般市民には風がどっちから吹いてくるかはあまり関係ないと思うのです。私たちが気になるのは、どれだけ雨が降るのかと、どれだけ強い風が吹くのかですもの。

ところで、香港の素敵なところは、台風がひどいと会社なんかがお休みになることです。休みにしなくちゃいけないというよりは、雇用主は従業員の安全を確保しなきゃならないので、休みにせざるを得ない…みたいなことだったと思いますが、とにかく大雑把に言えばシグナル8が出ると退社。朝からシグナル8が出ていた場合は自宅待機。さらに、午後2時までに解除されなければもう会社へは行かなくても良い…というようなことになっていた気がします。確か、幼稚園や学校もお休みになります。

日本もそうすれば良いのにと思いません?毎年毎年、台風が来ているときの通勤途中で事故に遭う人が多いのだから、年に何日もあることじゃなし、香港のようにお休みにすれば良いのにと思います。さらに、子供の安全は親が第一に、そして社会が第二に確保するべきだと考えますが、例えば公立の保育園は台風でお休みにはできません。なぜなら、保護者がお休みではないからです。通勤しなければいけない保育師など関係者の安全も関わってきます。日本だって台風の国なんだから、学ぶところはたくさんあるはず。労組、がんばれ!それから政府、大企業にばかり媚を売っていないで、もっと一般の国民のことを考えなさい!

黄色雨マーク 30mm/h赤雨マーク 50mm/h黒雨マーク 70mm/h

因みに、香港には台風シグナル以外に、日本の大雨洪水注意報・警報みたいなものもあります。詳しくは、こちらで。黄色(30mm/h以上)<赤(50mm/h以上)<黒(70mm/h以上)と強くなっていきます。
これも、黒雨マークになると仕事に行かないといけないのかどうかは微妙な感じになります。行かなくて良いのかな?幼稚園や学校はお休みになるんじゃなかったかな…。(子供がいないのでよく分かりませんが)

Comment

ああ、こちらを先に読めばよかった。
でもやっぱり、一般人が知りたいのは台風の強さ(本当の大きさとかではなくて自分に関わってくる強さ)ですからね。
震度みたいな?

そういえばシグナルは香港全体に出るんですよね。
台風って大きいから。
日本だとそういうわけにいかないし、会社が都内にあっても埼玉とか千葉から通う人もいるからなかなか休業などの設定ができないんじゃないでしょうか。
  • 2008/06/25 11:36
  • joona
  • URL
■joonaさん
風向きなんか、一般市民には大して興味もないですよねー。
しかしこれを見ると、香港の歴史が垣間見えて面白いですね。
やはり海の街なんだわ、香港は。

はい。シグナルは香港全体に出ます。
日本では、全国的にお休みにはできませんが、
地域別にすれば不可能ではないと思うんですよね。
例えば東京に台風が来ていて、東京の会社が休みになる。
すると、そこへ出勤する東京及び近郊に住まう大人たちは
自宅待機していられる。
ってぇことは、東京及び近郊の保育園、幼稚園、小学校が
休みになっても問題なくなりますよね?
ま、単純に考えすぎではありますが、検討するべきだとは思います。
  • 2008/06/25 21:44
  • bonbon
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