Dragon Garden

7月6日 (木)   晴れのちのち晴れ

丸い出入り口☆ラヴ
これはどこでしょう?(上級編)


数日前から、私が読んでいる新聞South China Morning Post(以下SCMP)に連日掲載されているニュースがあります。
香港は九龍のやや西の方、青衣とランタオ島の間に小さい「馬湾」という島がありますが、ちょうどその正面のあたり、「深村」という地名に当たるところに、故Lee Iu Cheungという大金持ちのビジネスマンが長い時間をかけて作った「Dragon Garden」というものがあるそうです。中華風の建築物が満載の、8ヘクタールもある広大な美しい庭園だそうです。

個人の建物なので一般に開放はされていませんが、70年代あたりには一般開放もされていたようです。今は故人の家族がその付近に住んでいるのか、そのあたりは解りませんが、とにかく、この美しい庭園が取り壊しの危機に直面しているというニュースです。

新聞

どうやら、遺族が大手建設会社に1億3千万ドルくらいで売却する手はずになっていると。それもここ1週間か2週間の間にだそうです。

Dragon Gardenの美しい写真は、こちらの「Photos of Dragon Garden」で確認できます。本当に素敵なところです。

面倒なので詳しい経緯は省きますが、大雑把に言うと

庭園を売却するという話が故人の子供たちの間で決まる

その話を聞きつけたアメリカ在住(?)の孫娘(シンシアさん)が
庭園の写真を撮影しに香港へ戻る

改めて庭園を眺めたシンシアさんが、
売却(取り壊し)を惜しんで家族とメディアに訴えを起こす

5人の子供たちのうち2人が売却(取り壊し)反対を唱え始める

残り3人のうち2人は売却賛成。売却は最後の一人の意見にかかる

最後の一人(Lee Him)が売却に賛成
(今日の新聞)
反対派は彼に考えを改めるように呼びかけている


・・・と、こんな感じになっています。
一方、政府の機関である歴史的建造物などを保護する部署や、地元議会は、すぐにでも該当地の調査を行って、歴史的・文化的・芸術的的価値などの審査を行う心積もりであるようです。
このまま行くと、今度の月曜日にも売却が成立してしまうらしいのですが(話が決まると速いな、香港は)、地元議会員などが言うには、売却が成立しても、取り壊されるとは限らないのだとか。何かを建設するときには政府の許可が必要なので、その許可が下りなければ建設会社は何を立てることもできない、と。ふんふん。なるほどね。でもさ、何かを取り壊すにも、毎回政府の許可がいるのでしょうか?いるんだったら、政府の許可が下りるまでは取り壊しもできないってことになるけれども。

どうかこの庭園を保護して、一般公開をして欲しいものです。それでなくても香港からは古い建物がどんどん消えて、再開発という名の下にショッピングモールばかりが増えています。すぐに利益の出る経済性のあるものに食指が動くのは非常にホンコン的ではあるけれど、中国人らしく長期的な視野で考えて欲しい。
もしも、どうしても取り壊すことになってしまったら、3日でも良いから一般公開してからにして欲しいものです。

ああ~、また、美しいものが消えるのか・・・。

Comment

おお、本当に美しいですね。
わたしもbonbon嬢と同じく、取り壊し自体に反対ですが、
もし売却(取り壊し)が決定してしまったら その前にぜひぜひ一般公開してもらいたいと思いますわ
  • 2006/07/06 21:55
  • うらら
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ぞうさん、Bonbonさん!
本当に美しいのに勿体ない!
こういう場合の、合理主義的思考は考え物ですね。要らなくなったから、メンテが大変だから、ここに他の物を建てた方が、と色々理由はあるのかもしれませんが、一旦壊したら2度と同じものは作れないワケで。歴史を大切にするのは、目先のお金にはならなくとも、決して無駄ばかりではないワケで。
その点、アメリカ在住の孫娘さんは、香港思考とはやや違った考えを持っていたんですね。
でも、話題性を出して、一般公開すれば、結構儲かるとも思えるんですが。
もも代さんが掲載された!
あレモンイエローですっかり夏らしくなりましたね。
こういう香港ならではの建物は残ってほしいですね。中環や湾仔の街市が入っているビルの取り壊し&再開発には結構反対意見が多いのにね(あのバウハウス風ビルは建築的にみてイマイチだと思うんだけど…)。
遺族の方も金額が金額だから気持が揺れるのもゴモットモなんだけどね~(約20億円かあ、私だったらどうするかな)ここはひとつ政府が乗り出して欲しいですな。
  • 2006/07/07 18:27
  • メラ
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■うららさん
ねえ、美しいですよね。
こういうものを保護してこそ「World City」だと思うんだがなぁ。
本当に、是非とも一般公開していただきたいものです。

■きちさん
ぞうさん!(ふふっ。きちさんも広東語が板についてきましたね。笑)
売却したい理由は、まさにメンテナンスにかなりお金がかかるためだそうです。そりゃあ、そうでしょうよ。8ヘクタールもあればネェ。
離れてみたから、価値が解ったのでしょうね。また、アメリカという若い国での経験も、古いものへの見方を変えたのかもしれませんが、とにかく是非とも保護して欲しい。アクセスもそんなに悪い場所ではないので、観光スポットにはなりえます。欧米人なんか、大喜びするんじゃないかなぁ。

■メラニンさん
夏らしく、オトナらしく。あと一週間で素敵三十路組合に加入するんです。
どうやら、今まで一般にその存在すら知られていなかったらしいですよ。だから、誰も反対することなく売却の話が決まりかけたんだと思います。中環や湾仔の街市は、建物の古さに価値はあるかもしれないけれど、あんまり美しくはないですよネェ…。バウハウス風って、みんなあんななのでしょうか。
そうそう、金額がネェ。20億円て、山分けにしたってすごいですよね。やっぱり政府がしっかりと乗り出して、香港の財産として保存・公開をして欲しいです。
本当にステキな建物+お庭ですねぇ。
日本でも、和風や洋館作りの家が相続の折に相続税を払いきれずに
売却・取り壊されて、その後には分割した小さな家が立ち並ぶ光景は
多々ありますよね。本当に勿体無い。
自分の実家が洋館作りの家だったのですが阪神淡路大震災で全壊し
泣く泣く解体した経緯があるので、保存できるものならば是非とも保存してほしいものです。きちさんが書かれているように一度壊したら二度と再建は出来ませんからねぇ。公開されたら是非見に行きたいなぁ・・・・。
  • 2006/07/08 07:54
  • あずき
  • URL
一瞬、かの、“胡文虎花園”のお話かと、カン違いしそうになりましたが、
こういう場所がまだ、あったのですねぇ~~ 我☆個人的には、
ぜひぜひ残していただきたい・・と思います。
たしか、スタンレーにある、マレーハウスは、何処かからかけらの一つ一つに、番号をつけて、移築してきた・・と聞きました。その時は、凄いなぁ~と思った(古い建物を残す事)のですが、、、
皆さん同様、最近、再開発・・とか言う理由で、トンドン街が変わっていく(古い建物・町並み・街市等・・)のが、はたして、本当に良いことなのかどうか、ギモンに思っています・・・その時代に作ったものは、決して同じものは作れないって・・いくらコピー天国の香港でも、本物にはかなわない・・よね。

ところで、↑の“どこでしょう?”
香港公園の中に、こういうまあるいくぐる所があったような、なかったような・・・中国庭園?太極園?だったかな??
  • 2006/07/10 02:09
  • 我飯☆
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■あずきさん
美智子様の生家も取り壊されましたっけ?
あれは、美智子様ご自身のご意思でもあったようですが。
で、跡地が確か公園か何かになる予定だったような気がします。
が、歴史のある建物が壊されるというのは、寂しいですよね。
諸行無常、形あるものはいつか崩れるものとは言え、
どんなにお金をかけても同じものは作れないのにさ。
あずきさんのご実家は、残念でしたね…。

■我飯☆さん、歓迎光臨~♪・・・でしたよね?(汗
他のところでお見かけ・お話しているので、定かではありませんが。

タイガーバームガーデンの二の舞にならないように!
という思いも無きにしも非ずなようです。
私はあそこへは行ったことがないんですが、行ってみたかったなぁ。
健在の頃は、私の方に興味がなかったので仕方ないんだけれど。
コピーはやっぱりコピーなんですよね。本物の迫力はない。
最近は、香港の街並みがどこも同じようになってきてしまって残念です。
「香港総銅鑼湾化」みたいな感じ。
少し前にStubbs Rd.の豪邸も紹介しましたけれど、あれも同じような話でした。
少しは学習して、これから先は歴史のあるものは「香港の財産」として、
手厚く保護していただきたいものです。

写真、難しいでしょう?うふふ・・・。解らないだろうなぁ。
九龍城公園です。
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