ある午後の散歩(前編)

4月16日 (月)   曇り・・・晴れ?

天気が良いから・・・というわけでもないのだけれど(乾燥機がついているし、うちは外に干せない構造なので洗濯に天気は関係なし)、色の濃いものがちょうど良い具合にたまったので洗濯。
ドラム式の洗濯機って、時間がかかるしうるさい。日本のドラム式は静かなやつもあるみたいですが。今も「お急ぎコース」が1時間半かけてやっと終わった。最後の締めくくりは、今にも離陸しそうなけたたましい音を立てての脱水。掃除機もそうだけれど、メーカーにはもっと音を静かに・・・っていう発想はないのかね?

海辺の小僧
<あ~、いい天気だなぁ。>

さて、先延ばしにして面倒にならないうちに、先日のお散歩報告書を提出しましょう。
香港島の南側。アバディーン(香港仔)の西にある「華貴邨」というあたりへ行きました。どの辺かわからない方は、教科書(香港街道指南)の後ろにある建物の名前索引で「華貴邨」を探してください。私が持っている2004年版(かに玉さんからいただきました)では、82ページです。

ここは、特に何の観光スポットがあるわけでもなく、おそらくこの団地は公営住宅だろうと思われます。アマさん(お手伝いさん)を除いた非香港人率は限りなくゼロに近いだろうと思われるような場所で、非住民率も限りなくゼロに近いだろうなと思われます。

そんな場所になぜ行ったかと言うと、「猫がいる」という情報を入手したからです。「猫がいる」それだけです。どうしても猫が見たかったのです。できることなら写真も撮りたかった。
それではるばるこんなところまで行ってみました。

本日のおニャンコ様
<本日のおニャンコ様たち>

結果から申し上げますと、いました。いましたけれど、狭い場所にわらわら(例: シグナルヒル公園)という状態ではなく、広ーい範囲にばらばらにいるといった感じ。時間帯も関係しているのかもしれませんが、とにかく昼過ぎはそんな感じでした。
まあ、いた。間違いなく猫はいました。いましたけれど、あまり友好的なニャンコ先生たちではなく、あんまり近づくと逃げます。触らせてなんかくれません。要するに野良ニャンコを眺めるのとなんら変わりありませんでした。

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<アップレイチャウを望む>

それはそれでよしとして、天気も良いし、海辺の道をちょっと歩くことにしました。
海の向こうにはラマ島が見えます。ハイキン(グ)部で目指した風力発電風車も見えます。

この散歩道は海に沿って伸びているので、海側には背の高い柵がしてありますが、柵の向こうへは結構簡単に行かれるので、柵の向こうの海沿いの大きな岩の上にはオジサマたちが思い思いのかっこうで日光浴に励んでいらっしゃるのが見えます。
そんなオジサマたちを左手に眺めながら歩きます。右手には崖があって、崖のはるか上に団地が見えます。
その崖に、ぽつん、ぽつんと置かれているものがあるんですが、この数がだんだんと増えて、散歩道の終わりにはめでたく大集合、膨大な数がまとめておいてありました。

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<神々の崖>

何かと言うと、これ。神様をかたどったせとものの置物。
天后(ティンハウ)に見られる、中国沿岸地方の媽祖(まそ)信仰の発展形でしょうか。やはり海辺の街である西貢でも、同じようなものを見かけました。
香港は、現代的な見かけの割にはみんな迷信好きというか、信心深いというか、超自然的な思想が日本に比べてずっと生活に密着している部分がありますが、この道を通る人の中には、崖のほうを向いて祈りながら歩く人もいました。お参りするためだけに来たような人もいました。

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<めでたく大集合している図>

とにかくすごい数でした。こうなると、これもまた無形の寺というか、宗教施設ですね。

また、ここはどういうわけなのか、遊泳禁止の看板があるのに柵の向こうに海へと続く階段があります。その階段のすぐ横、陸地とは1m~2mは離れた場所なので島と呼んでも良いかと思いますが、とにかく岩が海から突き出ていて、その岩の上にもたくさんの置物が海のほうを向いて置いてありました。(下の写真)

gP1020811.jpg
<観音様も見えますが、神様なら何でも良し?>


ちょっと非日常的な風景で、神聖な感じさえしました。
こういう場所では、天后節のときなどはどういうことが行われるんでしょう。お祭り騒ぎになるのかな~?(これが天后聖母信仰だったとして)

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<泳ぐオジサマ>

ちょっと圧倒されながら散歩を続けました。散歩道の終わりにある階段を登って海を眺めると、誰か海で泳いでいるじゃありませんか。
あれは、さっき準備体操みたいな動きをしながら柵の向こうを歩いていたおじさんか?遊泳禁止・・・?ま、自己責任でってことだわね。
このオジサマは、ひと泳ぎすると例の階段を上がって帰ってきました。

人生いろいろ、文化いろいろ・・・と思いながら、これ以上することもないので、ミニバスに乗ってアバディーンを目指しました。


>>後編に続く。

Comment

神々の崖って不思議な場所ですね~。
波で流されたりしないんですか?

私も香港に旅行に行った時、風水を取り入れている建物の多さにビックリしました。
日本ではあまり考えられないことだなぁと。
日本だとどうしても正方形、長方形の建物が多いですよね。
地震が多いことも理由なんでしょうけど。
私は風水とかって全く取り入れてないのですが、やっぱり効果があるんでしょうかね?
あるなら早速やってみようかな。
業務連絡~。ちょっと遠回りいてここにたどりついているHachiです。
(うららちゃん、さんきゅ)

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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ところで、この置物の数、凄い!
こうゆう置物って買うと結構高いんですよね。それを、ど~んと岸壁に置くとは
よっぽど信仰強いということなんでしょう。
置くだけでは、波にさらわれちゃいますよね?しっかり固定しているんかしら?
日本で同じようなことを勝手にやったら犯罪!?

個人的には「泳ぐオジサマ」 大ヒットです。
泳ぐ気満々じゃないですか。ぶっ。
  • 2007/04/17 16:14
  • Hachi
  • URL
■feliさん
崖のほうはよっぽど大きな(数メートル級の)波でなければ
とうてい届かないような場所なんですが、
とにかくコンクリートみたいので固定されてました。
全部が全部そうなのかどうかは確認していませんが、
崖や岩の出っ張りにコンクリートで埋め込んであるような感じ。
小島の上の置物も、おそらくは固定してあると思います。
香港人は風水とか占いとか本当に好きですよ。
文革の影響を受けなかったからか、中国人(中華人民共和国の人)よりも
その傾向が強いです。
しかし日本も、話に聞く限りでは、政財界の上のほうの人なんかは、
結構そういうのを気にするようですね。

■Hachiさん
どの辺を回っていらっしゃったんでしょう?(笑
いぇ~い!銅鑼湾へゴーだ!地下の食品売り場で宜しいんでしょうか?
置物たちは、どうやらしっかり固定されてます。
確かに、日本でやったら軽い犯罪かも知れませんねぇ。
オジサマ、けっこう長い間泳いでいらっしゃいましたよ。
  • 2007/04/17 18:24
  • bonbon
  • URL
  • Edit
「泳ぐおじさま」に惹かれます。
帽子がキュート!
  • 2007/04/17 23:59
  • あっちょ
  • URL
  • Edit
■あっちょさん
帽子の色が良いですよね。
海の色と見事にマッチ!
  • 2007/04/18 10:11
  • bonbon
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  • Edit
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