かた焼きそば

  • Day:2007.05.25 12:15
  • Cat:食房
5月25日 (金)   晴れ

伝票
<伝票@サムソイポー某所>

水曜日、天気が良かったのでふと思い立って12番のバスに揺られてサムソイポーへ行った。
以前は2番のバスに乗っていたのだけれど、つい最近この路線を覚えた。バスの路線開拓というのはとても面白い。
2番は天星碼頭からネイザンロードを北上して、そのあと茘枝角道に入る。これの方が私の目的地に近い場所に停まるのだけれど、ネイザンロードと茘枝角道が混んでいてなかなか進まないこともある。その点12番だと、いうなれば裏通りといった様子の道を通るのであまり渋滞もなく、こっちの方がちょっと気分が良い。
まずは腹ごしらえ・・・といきたいところだけれど、サムソイポーで食事をとったことがほとんどないので、どの店へ入るべきか検討がつかない。それに今日は肉絲炒麺の気分なので、私があまり緊張せずに入れる麺屋さんではなく、経験値が低いために香港7年目の今でも緊張を強いられる茶餐廰に入らなければならない。

もともと麺が好きなので、私が昼食などを外ですますとなると麺屋さん(主に上海麺)に入って水餃麺なんかを食べることが多い。香港のシンボルとも言える茶餐廰(と看板を掲げているところ)では私の好きな麺は出さないので、必然的に足が遠のくのだ。
しかも、私の印象では、茶餐廰には中年男性客が多い。麺屋さんの客層(女性客が多く、男性でも年齢層が低い)とは異なり、また中年男性の中には非常に不躾な視線を投げかけてくる人も多く、これもまた私を緊張させる要因だ。

そういうわけで、茶餐廰に入るには、ちょっと勇気を奮い立てるような感じになる。「よし、入るぞ!」と、勢いを持たせる。多分、入り口の前で一度立ち止まって、一つ小さく頷いてすらいるはずだ。

バス停からすぐのところに、好い感じの茶餐廰があった。どことなく歴史を感じさせる、趣のあるたたずまい。入ってみようかな・・・と思ったけれど、店の中にはいかにも常連といった雰囲気のおやじ様たちが陣取っていて、入り口の外にたたずむ若輩者をそうするとでもなくにらみつけるではないか。にらまれた若輩者は、おずおずと店の前を通り過ぎるしかなかった・・・。

この界隈は人通りも少なく、車の修理店などが立ち並び、男性率が高い。それも、無骨な感じの男性ばかり。大通りを渡ると、私の歩きなれた地区になる。こっちは人通りが多く(と言うより大変な混雑)、老若男女入り乱れる。
「やっぱりあっちで食べよう」などと自分に言い聞かせて、道路を渡った。

そうしたら、ないんですね。私の探し方が足らなかったのかも知れないけれども、茶餐廰が見当たらない。
もう空腹はピークに達していて、なんだかすごい晴れて暑いし、一刻も早く茶餐廰に入りたい。
しばらーく歩いて、やっと一軒の茶餐廰に入った。入る前に、勇気を奮い起こす儀式(立ち止まって店を見上げて軽く頷く)を一通りこなしたことは言うまでもない。

メニューに目をやると、ありました。この店での名称は「銀芽肉絲炒麺」。銀芽とは、モヤシのことである。
飲み物をつけて、32ドル。

肉絲炒麺
<銀芽肉絲炒麺@サムソイポー某茶餐廰>

しばらく待って出てきたのがこちら。清く正しい肉絲炒麺である。
あんかけの味付けが微妙に薄くパンチがないところも正統派。これに、お酢をかけて食べるのが私は好きだ。それでも味がまぬけなときには、醤油も動員する。

この肉絲炒麺には、よけいな奴らが混ざっていた。キノコ一族だ。
一種類ではなく、形や色の違うのがいろいろいた。キノコが好きでない私にとっては「邪魔者」以外の何者でもない。しかし、キノコの混入は肉絲炒麺にはよくある話だ。
幸いどれも容易くつまみ出すことのできる大きさだったので、まずはキノコ除去からはじめ、そののちやっと食べ始めることができた。
「キノコ入ってますか?」「キノコ抜きでよろしく」という二つのフレーズを広東語で覚えなくては。

お腹が膨れたあとは屋台街を流して、それからビーズ街へ行った。ネックレス用のパーツを買って帰宅。
うちに帰ると早速制作に取り掛かった。なかなか満足いくものができて嬉しい。

Comment

お~肉絲炒麺の麺がばりっとした感じが写真からも伝わってきます。
美味しそう!なのに、味にパンチがないのが正統派なんですね~(笑)

行きつけと言えるお店はないので、1人で茶餐廰、粥麺店に入る時は毎度ちょっと緊張します。。私もいつもエイッと勢いをつけてから。
それにしても、1人でボーっとナイチャを飲んでいる時にミニモニカ・ベルッチが現れたら私でさえもじろじろ見つめてしまうかもしれません。
その時はお許しを!(笑)
  • 2007/05/26 00:06
  • あっちょ
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きょうはbonbonがここまでbonbonと伝票開拓したかった。
■あっちょさん
バリバリ!でした。かた焼きそばばんざ~い!
しかしね、この間抜けな感じがまた香港・・・という感じで、私は好きです。
茶餐廰のメニューって、日本の味付けに比べるとどこかぼんやりしているというか、どうしたかったんだろう?と言うか、なんか薄味であることが多い印象です。魚香茄子飯なんかは、けっこう味がしっかりついていることが多いですが。
よく「例湯」として出てくるあの野菜を長時間煮込んだ白濁したスープ、あれも非常にほんのりとした味があるだけで、パンチのあるものではないですよね。
なんなのかしら。味覚の違いなんでしょうね。それとも、テーブルの上の醤油と酢で味をお好きに調節してね☆という、趣向なのか。
近所の麺屋関係では行きつけが何軒かありますが、やっぱり普段行きつけないお店だと、ちょっと緊張しますね。どの程度の曖昧な広東語が通じるのかとか、「一見さんお断り」的雰囲気はないかとか、懸念事項がいろいろとあります。(笑
茶餐廰開拓中につき、いろいろな地区に出没の可能性ありです。もしもあっちょさんがナイチャを楽しんでいるときに、緊張の面持ちの潰しモニカベルッチがぎこちなく入店してきて肉絲炒麺を頼んでいたら、それはきっと私ですので、暖かい微笑とまなざしで見守ってやってください。

■もも代さん
そうなんだよー。茶餐廰開拓はすなわち伝票の開拓につながるんだねー。
そんなところに気が付いたもも代ちゃんはエライっ!
  • 2007/05/26 11:37
  • bonbon
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イヒヒ 画像みておいしそうだったから下のフードコートで朝食兼昼飯に肉絲炒麺食べてきた お持ち帰りにして酢かけて食えばよかった 
  • 2007/05/26 11:54
  • hiro
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豆漿プラスですか~? これもなかなか微妙な喉越しですね
坦々麺を食べに行ったとき 辛くてこってりな物にこのジュースを
片手にすすっている人を多々見受け とても吃驚しました

彼はあまりこれを自ら好んで注文することはありません
こっちの家族もです 柔らかい麺のほうが好きみたいです
美味しいのにな ~
■hiroさん
おーいぇ~!素敵なブランチ。
そのお店のは美味しかったですか?
お酢をかけると、また別の美味しさですね。

■ぼんぼっささん
いいえ、これは好立克(ほーりっく)でーす。
茶餐廰では大体これを飲んでます。
日本の豆乳は好きじゃないのですが、こっちの豆乳は飲めます。
あんまり豆!っていう感じがしないからでしょうか。
あと米線屋や上海麺屋なんかだと、時間帯によっては
豆漿がセットでついてくることが多くあります。
ので、私も麺屋さんではもっぱら豆漿を飲んでまーす。

肉絲炒麺は、麺のパリパリの部分と、
ふにゃふにゃの部分の競演が美味しいです。
  • 2007/05/26 15:37
  • bonbon
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