お買い物

10月20日 (土)   晴れ

コスモス
<コスモス>

昨日の午後から降り始めた雨は、この辺りでは日付けが変わる頃にはあがって、今日は晴れ。気温も高めで暖かい。

昨日は母と連れ立って新宿の着物屋さん(古着屋)へ行ってみた。呉服屋さんへ行くほどの経済力はない。

来月、もしかすると着物を着る機会に恵まれるかもしれないのだけれど、いろいろ事情があって、着るならばそれなりのものを着なければならない。幸いそれなりの帯ならうちに2本あったのだけれども、それなりの着物がなかったため、そのそれなりの帯に合う着物がないかと探しに行ったのだった。

お店に着くと、まずマネキンが着ていた振り袖が目に留まった。鮮やかな緑色の総絞り。裾や袂に大きく花の模様が入っていて、金糸で縁取りなどされている、それはそれは素敵な着物だった。マネキンから脱がせて羽織らせてもらう。
自分で言うのもなんですが、お似合いになります、私。サイズもちょうど良くて、どこも直す必要なし。右の衿にある小さな汚れも、洗えば落ちるだろう。
お値段4万円弱。総絞りの振り袖、衿以外には汚れ・傷みなどなし。もちろん正絹で、胴裏や八掛もきれいだ。決して高くはない。それどころか、お買得だとさえ思う。うちにあったそれなりの帯(1)にもよく合う。
しかし・・・、振り袖は好きじゃない。私の年齢で振り袖を着るのはどうかという問題ではなくて、私は基本的に振り袖があまり好きではない。だって、袂が邪魔だから。
それに、やはり今この年齢で振り袖を買ったところで、今後振り袖なんか着る機会はないだろう。袂を短くしても、この着物の感じではいかにも「元振り袖です」という具合になってしまう。それも何だか私の美学に沿わない感じ。

というわけで、ちょっと迷ったけれどもこの振り袖は却下。

私が振り袖を羽織って迷っている間に、母が棚から何か出してきた。見てみると、落ち着いた朱色の綸子の着物。母や店員さんによれば、色無地。
色無地なら、立派な「それなりの着物」である。しかも帯の格次第で、セミフォーマルからお洒落着まで、幅広く活躍する。かしこまった場に出る機会が少ない生活なら、振り袖や訪問着よりよっぽど重宝する着物だ。
羽織ってみると、またアレですが、あら私ってば似合うわ。似合うじゃないの。サイズもぴったり!最初の持ち主はあまり着なかったのだろう、状態が素晴らしく良い。八掛も上品なものがついている。この着物なら、それなりの帯(1)は合わないけれど、(2)の方はピッタリだ。
お値段・・・ちょっとここでは控えますが、ゼロが一個足らないんでねぇの?と目を疑うほど・・・と言っては大げさだけれど、まあ倍はしても良いのでは?と思うような、ちょっと驚きの値段だった。
そんなわけで、これに決定。来月のその時に本当に着物を着るかどうかはまだ決めかねているのだけれど、この値段の買い物なら今回は着なくとも後悔はしないし、この着物なら今後いくらでも着られるだろう。

振り袖マネキンにつけてあった半衿もとっても素敵な刺繍の入ったもので、これもこの着物と来月のその機会にぴったりだ。こんなすごい刺繍のは高いだろうな〜と思いつつ値札を見ると、おやまあ、これも驚きのお値段。即決で購入した。

さあ、これでほとんど揃った。帯はそれなりの(2)、帯揚げもある、帯締もある、草履は母のを借りよう。鞄がないけれど、これは持たないという選択も可能なので、あまり心配する必要はなし。あとは襦袢だ。

この綸子の着物の袂は、私の持っている他の着物の袂よりもやや長め。小振り袖くらいの長さの袂の着物もあるのだけれど、それよりは短い。私が持っている襦袢の袂はこのどちらかに合わせてあるので、この綸子には合わないのだ。
綸子ちゃん用の襦袢を買うか・・・とも思ったけれど、いろいろ考えた結果「うそつき」を作るのが一番だろうということで落ち着いた。幸い袂にする布ならうちにあると母が言うので、それを使わせてもらおう。

襦袢の問題も、このようにしてほぼ解決される見通し。あとは、あまり使っていないのでまだまだ硬いこのそれなりの帯(2)をうまく扱えるかどうか。しかも、今回は二重太鼓か文庫。どっちも初挑戦だし、特に文庫は自分でやるのはえらく面倒くさそうだ。
練習あるのみ。さあ、頑張ろう。


赤い実
<赤い実>


<後刻>
・・・駄目だ。あの帯は予想以上に手強かった。袋帯なんだから仕方がないんだけれど、なんであんなに長いんだよー!まあ、長くないと二重太鼓はできないんだけれども、それは分かってはいるけれども、でもながーい!しかもやっぱり使ってないから硬ーい!かたーい!こんなもん、結べるかー!誰だ、こんな面倒くさい帯を考案したのは!?責任者、出てこーい!

まず、着物はそれほど問題なし。身丈が思ったよりも長かった。お端折が長く出てるのは野暮ったく思えるので、腰紐をへそよりもやや上にすることを心掛けたい。それから、町着ではないので着丈をいつもよりも長めにすることも心掛けたい。

問題は帯だ。頑張れ。まだ時間はある。
あんな扱いにくい帯で文庫を自分でできるか甚だ疑問だ。でも、文庫は前で結んでぐるっと回す分、背中でやる二重太鼓よりは楽かしら?
今日は二重太鼓に挑戦したけれど、まず手順がよく分かっていないし、本の解説もあまり分かりやすくなくて苦労した。なんとか仕上げてみたものの、グチャグチャ。自分で見るのも嫌なくらいだった。でも、何度か読み返してみるとなんとなく分かったような気もするので、次回はもうちょっと上手にできるだろう。
それにしても硬くって、しっかり結べません。引っ張ってもびくともしない。はぁー、困った。みはま姿(母が通った着付け教室の道具のひとつ。帯が少し簡単に締められるようになるもの)を使おうかしら。あれを使うと背中が疲れるんだけれどもね。
もうひとつの「それなりの帯(1)」はもう少し使ったことがあるらしくて、(2)よりも柔らかくなっているらしい。母の話では、私の7歳の七五三の時にもあの帯を使ったんだとか。そう言えば、あんな色の帯を締められた覚えがある。ああ、そっちが締められたらどんなに良いことか・・・。でも、あれじゃ綸子ちゃんには合わないのよねー。

あー、疲れた。

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