さぶかる

  • Day:2007.10.26 13:33
  • Cat:書房
10月26日 (金)   雨

クローバー
<クローバー満開>

雨、ついに降る。昨日はきれいな満月が見えたのに、今朝から雨。明日は台風も接近するらしく、今日から日曜日までは雨の予報。月曜日から先も何だか冴えない天気が続く気配だ。

私が日本に帰ってくるとやることというのは大体決まっていて、
  ▼歯医者さん詣で
  ▼ご学友と面会
  ▼美容院詣で
  ▼着物でお出かけ
大体この4つなのだけれど、帰ってきたその日の晩にまず何をするかというと、就寝前のマンガ。読み続けているものの最新巻を読むこと。至福のひとときだ。

それ以外に、間を縫ってコンビニ商品チェックとか、マツキヨ偵察とか、そういうものもある。大型家電量販店散歩というものもある。100円ショップ見学もする。
書店で現在日本人の注目している事柄を調べつつ脚、腰、腕の筋力アップを図り、古本屋さん視察もこなす。
いろいろ忙しいのである。
今日の夕方には歯医者さん。治療が大きな困難に遭遇することなくすめば良いけれど、さて何回通わないと行けないのかしら。混んでいてなかなか予約のとれない歯医者さんなのだけれど、なんとかぐいぐい隙間にねじ込んでいただけると嬉しい。

日曜日にはご学友二人と水族館へ行く予定。水族館は久しぶりなのでとても楽しみだ。
最近は日本に帰ってきても会うのはこの二人くらいなもので、それ以外の友人たちとは結構ご無沙汰だ。彼女たち以外にも会いたい人はいるんだけれど、数年前にやはり帰国中、そのうちの一人であるPに電話したら、「会いたい…けど、君はまだ恋愛中なんだろ?」と言われた。私は彼とは徹底的にお友達感覚でいるのだけれど、彼の方はそうじゃないのね。ま、彼の気持ちは彼本人から何度も伝えられていたので知っていたんだけれども、とにかく話の面白い人なのでそんな理由で会わなくなるというのは、私にはとっても残念なことに思えたのだ。
もうあれから数年経つのに今でも私なんぞのことを考えているとは思わないけれどもね。今さらわざわざ改めて連絡を取りはじめる…というのもアレかなぁ…などと思わないでもない。場合によっては迷惑ということだってあり得るわけだし。残念だわぁ。でも、縁があればまた何らかのかたちで連絡を取ることもあろう。

このPという人はアメリカ人なんだけれども、どんなに頭が良くて話の面白い彼でも、私にはひとつだけ残念な点があった。それは、彼が日本のマンガ文化を解さないということ。どんなに長く日本で暮らしても、あれはやっぱり解らないと言っていた。よく聞く「マンガは大人の読むもんじゃない」という意見を彼も支持していた。
マンガが好きな私は言葉を尽くして説明しようとするんだけれども、まぁ最終的には好みの問題と言うのでしょうかね。同じことを伝えるにしても「字で充分じゃん?なぜ絵が必要なの?」と言われてしまうと、それはまあそのアレよ…ね?なんて言葉に詰まってしまう情けない私。私は絵のない本も、絵のある本も両方とも心から愛しているのだけれど、きっと私がキノコ一族を嫌っているように、彼もマンガを嫌っているんだろう。

逆に、日本のマンガを理解し、楽しんでいる外国人ももちろんいるんだけれど、こういう人と話すのは結構面白い。日本のマンガといっても、彼等が読むのはポケモ○とかドラゴ○ボールといった子供向けのものではないので、私も話についていけるのだ。
パリジェンヌ時代、クラスメイトのF君(ドイツ人)が、私が日本人と分かると「AKIRA知ってる?」と聞いてきた。何の前振りもなく、突然「アキラ知ってる?」と聞かれて、すぐさまそれがマンガのアキラのことだと理解して「知ってるよ!オートモのでしょ?」と返事してしまう私も私なんだけれども(でも、全然オタクじゃありませんよ。私ごときがオタクだなんて言ったら、真のオタクのみなさんに申し訳ありません)、注釈なしでいきなりそんな質問をぶつけてきた彼も彼だ。外国人にも名前が知られているアキラと言えば、クロサワさんちのアキラ君だっているわけだしね。まあ、そっちのアキラ君の場合は十中八九「クロサワ」って呼ばれるので分かるんだけれども。

<後刻>
やー、ここまで書いて、ふとあるマンガのことを思い出して本棚からそれを引っ張り出してしまい、さらには読んでしまって、歯医者さんへ行く時間がやってきてしまった。
歯医者さんでは特に痛いこともされず、麻酔もなしで、今日は型を取るところまで終了。詰め物(インレーというらしい)が出来上がるまでの間の仮のものを詰めてもらって帰ってきた。ひどい臭いのするものだったのでどうなることかと思ったけれど、臭いはそのうち消えてしまったので夜ご飯も美味しく食べることができた。次回の予約は11月1日。

で、本棚から引っ張り出して読みふけってしまったマンガとは、池田理代子先生の「おにいさまへ…」。最近少女向け小説からアニメ化された「マリア様がみてる!」のモデルとなった…というか、発想のきっかけとなったマンガであるように思えるこの作品を初めて読んだのは、私が高校生の時。古本屋さんで愛蔵版が売られていたのを見て買ったと記憶している。
何度読んでも面白いマンガなんだけれど、私の周りにはこの面白さを共感する人がいないのが非常に残念だ。

日本のマンガ好きの外国人と話しても、私の知人たちの場合は男性なので少女マンガまでは読んでいないようだ。私は大和撫子のたしなみとして少女マンガも大好きなんだけれども。
彼らと「面白いよねー!」と言い合えるのは、前述の「アキラ」、「20世紀少年」、その他浦沢作品など。
アニメではもちろん宮崎駿の作品や、手塚治虫関係。宮崎駿では、やはり「ナウシカ」は不動の地位を築いている。「魔女の宅急便」も人気が高い。最近のでは、「もののけ姫」よりも、「千と千尋の神隠し」が人気だった。手塚治虫では、特に「火の鳥」が人気が高い。「Metropolis」も人気があった。
「君が好きなアニメは?」と聞かれて、「銀河鉄道999」をすすめておいた。この次会ったら、「攻殻機動隊」をすすめてみようと思う。面白いマンガでは、「寄生獣」をすすめた。

私の知人たちの場合は、マンガやアニメだけに留まらず、日本の映画や文学といった分野にも興味が及んでいるので、さらに話を広げることができる。
谷崎潤一郎は大好きでいくつか読んでいたけれど、文庫本で上・中・下と3冊になるので手を出していなかった「細雪」は、彼らの強いすすめがあって読むに至った。村上春樹も強くすすめられているんだけれど、これはまだどれも読んでいない。
お返しに私もなにか面白い話をすすめてみようかな?敬愛する東海林さだお大先生の面白さ、外国人に解るかしら?その前に、翻訳されていないかな…?

私たちがこういう話題でもりあがっているあいだ、その辺のことには全く興味のない殿はおいてけぼりを免れない。それではあんまりにも可哀想なので、ところどころ殿にも説明しながら話すのだけれど、殿は失礼にはならない程度に耳を傾けつつ、その実、私たちの情熱を理解することに努めてはいないというのがありありと窺えるのがおかしい。

私が日本を留守にしている間にどんどん話が進んで、「20世紀少年」はついに完結を迎えた。万歳。「まいあ」(有吉京子)では、まいあが何かに目覚めた。島耕作はついに取締役になった。「のだめ…」では千秋君がお引っ越し。

秋の夜は、こうして更けていく。



もうひとつアップしました。→綸子ちゃんのその後

Comment

日本のマンガ、すばらしいと思うけれど。
MTRで日本のマンガ読んでいる人たくさんいますよね。
20世紀少年は読んだ事がないのですが終了したなら、一気に読もうかな。
マスターキートンすきでした。

アニメは昔のルパン3世が好きです。最近のはいまいちです。

  • 2007/10/29 20:31
  • joona
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■joonaさん
マスター・キートン、面白かったですねぇ!
おじいちゃんのキャラクターが好きでした。
浦沢さんのだと、モンスターも人気がありますよね。
私はまだ読んだことがないのですけれど。

昔のルパン、確かに面白い。
細かいところ(腕時計とか)がかっこいいです。
最近のは、そういう細かさもなくなった気がします。
  • 2007/10/31 11:11
  • bonbon@香港外
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ニチポンご滞在の様子、羨ましい限りです。
「おにいさまへ...」カラー版漫画本まで買って、愛読してましたよ!

  • 2007/10/31 11:52
  • 10ha10ha
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■10ha10haさん
をを!「おにいさまへ・・・」ファンの登場!!
カラー版まであったんですか。すごいなー。
サン・ジュストさまがギターを担いでいきなり教室に入ってきて
「ポローン」なんて効果音つきで
   ♪薔薇をありがとう~・・・
なんて歌う、そのあたりで爆笑です。
でも、人間の愛憎を描いた、それなりに深い作品ですよね。
しかし、あの時代の17歳や18歳は大人っぽかったんだな~。
  お蝶婦人@エースをねらえ
  京極さん@SWAN
そして  宮様@おにいさまへ・・・
18歳のころの自分と比べると、愕然とします。
  • 2007/10/31 12:05
  • bonbon@香港外
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話題の漫画とは微妙にずれているんですけれど。
京極さんの名前につられてコメント。
「SWAN」は結構はまりました。。。懐かしい~!
で、でもっ。
SWAN連載時、bonbonさんは何歳だったの~!?

「まいあ」は続編なのかしら??
  • 2007/11/01 16:55
  • shell
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■shellさん
SWANは、連載時は保育園・・・ごろ?
よって、リアルタイムでは楽しんでません。
小学生になってバレエを始めた頃にはうちに全巻そろっていたので、
それを読んでいました。
内容がどうこう・・・というよりも、画がきれいで好きでした。
で、二十歳くらいでまた最初から最後まで全部読んで、感動。
深いマンガだったんだわ・・・!と、涙ちょちょぎれました。
「まいあ」は、お察しのとおりSWANの続編で、
真澄ちゃんとレオンの娘が主人公です。
  • 2007/11/08 15:04
  • bonbon@香港外
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Bonjour! Ca fait longtemps! お元気ですか?今も日本なのでしょうか?私は今月末口答試験で香港に戻ります☆

私はもうコミック漫画みたいのは読まなくなりましたが、小学生のときに読んだ「火の鳥」「ブッダ」は衝撃!今でも皆にすすめます。「ガラスの仮面」は好きだったなあ・・・漫画本のほうの「ナウシカ」も大好きです。私はInnocence観たのですが、攻殻機動隊ってその前の話・・・?怖そうで敬遠してたら、とてもきれいで哲学的で、日本アニメってすごい!って思いました。
Bonjour! Ca fait tres longtemps!
Tout va bien?
Oui, je suis toujours au Japon.
Il a commence a faire un peu froid aujourd'hui.

ナウシカは、マンガのほうが良いと聞きますが、
私はまだ読んだことがありません。読んでみたいと思ってます。
そうそう、火の鳥は、外国人の友達も絶賛してました。
私はかなり小さい頃に読んだきりで、
あの頃はあまり意味が分かりませんでした。
ブッダはすばらしいですよね。うちに全巻あります。
ガラスの仮面!だ~いすき。これも全巻あります。真澄様!
Innocenceは聞いたことがありませんでした。
面白いのか、なるほど。メモしておこうっと。

試験、頑張ってください。
  • 2007/11/16 11:58
  • bonbon@香港外
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