レディ・チャタレー

  • Day:2008.04.18 13:21
  • Cat:書房
4月18日 (金)   曇り 強風(台風シグナル1発令中)

おしゃべり
<おしゃべり>

台風ネオグリが近づいていて、香港では今年初めての台風シグナルが出ました。天文台の台風進路予想図を見ると、けっこう近くまで来るみたいですね。まあ、この予想通りに進めばですけれど。
いずれにせよ、週末はお天気が崩れるでしょう。

今日は上海街へ行こうと思っていたけれど、雨が降り出したらやめよう。

さて、ここからは先日観た映画の話をします。

チャタレー夫人Ladie Chatterley ★★★★☆

有名な小説「チャタレー夫人の恋人」のフランス映画版。
日本の公式サイト

<あらすじ>
コンスタンス(コニー)は23歳で炭鉱を所有するクリフォード・チャタレイ卿と結婚し、空を陰気な灰色に染める鉱山地帯に建つラグビー邸での生活を始めます。
結婚後一ヶ月でクリフォードは戦地へ赴き、半身不随の身になって帰ってきました。それからは、夫の介護がコニーの生活の一部となります。
介護以外では、夫の友人たちを招いての会食と、使用人たちと家事をこなす日々で、活動的ではつらつとした性格だったコニーからだんだんと生気が失われていきました。
そんな中、コニーは森番のパーキンに出会います。


ちょうど小説の方を読み終わったころに香港で公開が始まったので、喜び勇んで観にいきました。
性描写がふんだんに出てくる映画なので「III」クラスです。ま、仕方がないですわ。

とってもフランス映画らしく仕上がっていて、無駄な脚色などがなく、良い意味であっさりとしたものでした。終わり方が、私の読んだものとは少し違っていたのですが、これはこの映画がロレンスの第2稿目「チャタレー夫人の恋人」に基づいているからだと思われます。森番の名前も、私が読んだ本では「メラーズ」だったのが「パーキン」でしたし。
本で得たイメージを損なうことがほとんどなく、全体的には、とても好感が持てました。

強いて残念な点を挙げれば、フランス語だったこと。英国が舞台なんだから、英語が良かった。ま、英国映画だと、このフランス映画とはまた違った雰囲気の作品になったでしょうけれども。
あとは、コニーはまだ良いとして、パーキンがもうちょっと見目麗しい男性だったら良かったな。こっちは大画面で彼の全裸を見るんだからさ。その辺はフランス映画らしいリアルの追求だったのかもしれないけれども、同じような年代ならせめてジャン・レノとか。でも本当はもっと美しい人が良いわ。

本も映画も、性描写があるので大人向けでセクシーなイメージではあるけれど、私の解釈ではこの作品の言わんとするのはつまり、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」や「センス・オブ・ワンダー」と同じで、自然賛歌なんですね。
炭鉱や灰色の空や陰気なラグビー邸や貴族という階級などは、草花や小川のせせらぎや動物たち、生まれたばかりの無垢な命(途中で赤ん坊が出てきます)、そして心と身体が欲する人とのセックスと対極をなすものなのではないのかな・・・と。その先には「自由であること」というものがありそうな気もします。

もう一度、日本語字幕で観たいなーと思いました。

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