無念の焼肉

  • Day:2008.05.14 11:41
  • Cat:本堂
5月14日 (水)   晴れ

フォーシーズンスの池の鯉
フォーシーズンスの池の鯉 posted by (C)bonbon

アラ、皆さんこんにちは。
香港は今日も非常に良いお天気でして(汚染か濃霧かで遠くは白くかすんでますが)、それなのに湿度は低めで爽やかです。
昨日は久しぶりにスタンレーなんかへ行ってみたのですが、とても気持ちよく過ごせました。
去る月曜日は、香港ではお釈迦様の誕生日の休日でした。
わたくしが焼肉を欲したため、夕食は尖沙咀で焼肉。何ヶ月ぶり・・・否、一年ぶりくらい?かなり久しぶりに焼肉を食べることになりました。

6時過ぎ。殿と一緒にいつも行く韓国料理屋「ニシキ」(勝手にそう呼んでます)へ行くと、あろうことか満席。焼肉決行のためには、他の韓国料理屋へ行かねばならなくなりました。
近くに李花園もあるし、リトルコリア(オースティンアベニュー周辺)へ行くという選択肢もあります。この日は、リトルコリアへ行ってみることにしました。

殿は新しいものに挑戦することをやや躊躇する性格(自分のよく知っている物や場所でリラックスしたい性格)なので、私たちの焼肉はいつもニシキで、たまに李花園です。リトルコリアでは食べたことがありません。
私も普段はそんなに焼肉が好きなわけではなく、どの店が美味しいのかなどの情報は持ち合わせていないため、テキトーに「荘園」というお店に入りました。18時半前でした。
人気店なのか、7時ごろには満席で、外で待っている人さえ出始めました。

とにかく、荘園で席について、さあ何を食べようかと選び始めます。

因みに、私と殿が焼肉で注文するのは、基本的に二品です。自分が食べたい肉を一品ずつ頼みます。韓国料理屋(日本式の焼肉屋ではない)の場合、肉を頼めば自動的にバンチャン(반찬 キムチとかナムルとかのおかず類)が8~10皿くらいと、ご飯とスープが出てくるので、これで食事として完成します。最初は、タダでこんなにいろいろ出てくるなんて!と驚きましたが、これに慣れてしまうと、日本の焼肉屋でそれらを別に注文するのにどうも違和感を禁じえなくなります。

横道にそれましたが、とにかく、肉を注文します。殿は大体いつでも骨付きカルビとかステーキとか、そんな感じのもの。私はそのときによってまちまちですが、今日は牛肉が食べたくての焼肉です。プルコギというメニューがあったので、これにしようと思ったところ、殿が訊いてきました。

  殿 「何にする」
  私 「この○番のビーフ(プルコギ)」
  殿 ・・・(私の話は聞いていない)
  殿 「僕はこのビーフにするよ。君は?」
  私 「だからこのビー・・・」
  殿 「僕はビーフだから、君は何か別の肉を頼んだらどうかな?」
  私 「・・・。私はこのビーフを食べたいんだけれど?」
  殿 ・・・(聞いてない)
  殿 「何にするの?」
  私 「・・・。あなた、シェアするつもりはおありなの?」
  殿 「どういう意味?」 What do you mean?
  私 「つまり、あなたのその牛肉と、
       私が注文するものをシェアするつもりはおありなの?」
  殿 「君はシェアしたいの?」
  私 「そうじゃなくて、シェアするのでないなら、私も牛肉だっていいでしょ?」
  殿 「シェアしたいなら、したっていいよ?」
  私 「そうじゃなくて、あなたはシェアするつもりがあっての質問だったの?
       シェアしたいの?するの?本当にそういうつもりがあるの?」

私がここまで殿に問いただすのには訳があるのです。
殿は、欧州人の食事の習慣なのか知りませんが、一つの物を分けあって食べるということをあまりしません。自分の注文したものは自分で食べます。また他人が注文したものを「ちょっとちょうだい」とすることもありません。ピザなど、日本ではシェアするのが基本・・・という風潮がある気がしますが、これもピザ一枚一人で食べます。
この法則が焼肉にも適用されるのです。彼は、自分が食べるものとして注文した肉は、自分で平らげます。まず間違いなくそうします。そのために、私はここまでしつこく彼に食い下がったのです。
結局、「シェアする」と言うので、私は豚肉を頼みました。牛肉が食べたかったのですが、殿はバリエーションを楽しみたいらしいので、私が一つ大人になって歩み寄ってやりました。

それなのに、いざ食べ始めたら、もくもくと自分の牛肉に専念する殿。不器用な殿に代わって私が焼く係だったのですが、「シェアする」と言ったくせに豚肉もちょっとちょうだいというセリフが全く出てきません。
私は半ば覚悟できていた事態だったので、もうあと3切れで牛肉終了というあたりまで黙っていました。そこで「シェアするっておっしゃってた気がしたんですけれど、あれは私の気のせいだったのかしら?」と言ってみたら、思い出したように牛肉を二切れ(一辺3cm)をくれました。

「だって、君が牛肉ばかりくれたんじゃないか。それに、ずっと焼いてたのも君だし・・・、食べたかったなら牛肉も取れば良かったのに」なんておっしゃりよう。揚句の果てには、「牛肉が食べたかったの?なんで牛肉を頼まなかったの?」だと・・・。(途中、殿が焼いていたときもあったけれど、牛肉は僕、豚肉は君という感じで取り分けてくださいました)

いろいろと(山ほど)言いたいことはあったのですが、ぐっと呑み込んで、「最初になんて言っても結局あなたはシェアしないんだから、今後は、相手が何を食べるかは気にせず、それぞれが食べたいものを頼みましょうね」と、静かに言っておきました。
ところで、バリエーションを楽しみたかったはずの殿が食べた豚肉は一枚です。

さらに、最後に私が言ったことに対してもトンチンカンな返答を披露し(論点がうまくかみ合いません)、どうもよく分かっていないご様子でした。何がどうして分からないのかが私には分かりませんが、そういう人なんだからしょうがない。時間をかければ(数年経てば)、徐々に理解が進むことでしょう。その理解は、正確には「理解」ではなく、「習慣」に近いものになるんですが、結果的には問題なくなります。

嗚呼、無念の焼肉・・・!ほんの一瞬でも、彼の「シェアする」という言葉を信じた私が悪かったんだわ。バカ、バカ!
この次焼肉屋へ行くのはいつになることでしょう。

Comment

日本で習っていた北京語の先生曰く、歳を重ねた男性は、今ままで(独身時代の)の習慣を変えないそうです。だからそういう方は結婚しないほうがいいと言っていました。この言葉が頭の隅にありながらも、そういう方としちゃいました...
多々習慣の違いの衝突はあるけれど、夫婦の絆をつむいでいます。


  • 2008/05/14 13:44
  • 10ha10ha
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度々でスミマセン...
焼肉(牛肉)食べられなくて残念でしたね。”食べ物の恨みは怖いのよ!”と教えて差し上げたらいかがでしょうか?
布吉でリベンジしては?
  • 2008/05/14 13:49
  • 10ha10ha
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■10ha10haさん
私もそう思っていますよ。
そういう傾向があるということを踏まえた上で、結婚した方が良いでしょうね。
それができないなら、しない方が良いでしょうね。
だって、ウン十年そのやり方でやってきた人を、
数年の付き合いで変えられるはずがありませんもの。
同じくウン十年付き合い続ける覚悟がいります。諦めも大切。
特に外国人などとなったら、育ってきた環境が全く違いますからね~。
殿も頑固者なら私も頑固者(しかも理屈っぽい)ので、大変ですわ。(笑

焼肉はネェ・・・。今後は絶対に彼の「シェアする」を信じないという方針で行きます。
プケトでは焼肉は無理だろうなぁ~。(諸事情により)
  • 2008/05/14 13:51
  • bonbon
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焼肉をシェアしないという考えがビックリでした。

でも、鍋はわいわい普通に食べるんですよね?

なんか、bonちゃんがどんな風に殿と会話していたのか想像できちゃうわっ。
  • 2008/05/14 20:09
  • Hachi
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■Hachiさん
鍋は普通に食べますね。
家での食事も、大皿に盛ってあるところから
自分の分を取り分けて食べるのは苦手の様子。
確かに某国周辺ではそういう食べ方はあまりしませんので、
慣れていないんでしょう。
(あとは、彼自身の"周りが見えにくい"性格のせいもあるでしょう)
  • 2008/05/15 08:52
  • bonbon
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ん~!ピザや焼肉をシェアしないという観念が私にはなかった!というか、アレは「シェア」とか何とかの前の問題で、鍋と同じく1つのものを皆で食べるものだと思っていました・・・。
日本だと、基本1人1つであろう食べ物(ハンバーグとかスパゲッティとか・・・)でも、友達や恋人同士だと「お味見」したりしますよね。私は「隣の芝が青く見える」タイプなので、大抵他人のを貰います(笑
うちの会社のあのダーリンだって、結構私のお皿から色々取って行くよ~。同僚同士で分け合うのは珍しいけどね~。
bonbon、次一緒に食べるときは、是非「シェア」しましょうね。

ところで、韓国焼肉ってお店の人が焼いてくれるんじゃなかった?
私の本心はシェアが苦手です。威張れたことではありませんが好き嫌いが多いためです。
さすがに焼肉は皆で食べるものと認識していますが、それでもまったく興味のない種類のお肉がたくさん注文されると、私専用のカルビを一皿注文してほしくなります。
ただ、よくランチで「5人みんなAセット!」みたいなテーブルも苦手です。
シェアするつもりはありませんが、なんとなく違うセットを頼みたくなります。
なんでだろう・・・。ひねくれ気味かもしれません。
  • 2008/05/16 08:42
  • joona
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■檸檬ちゃん
アメリカはさ、最初に大皿・・・って言うか大きなボールでいろいろ出て、
自分の分を取り分けながら、テーブル一周まわすよね。
私が経験した限り、ヨーロッパではこれやらないのよね~。
だから、殿は慣れていないんだろうなと思う。
他人のお皿からちょっとちょうだい・・・ってやるのは、
テーブルマナー違反という説もあるし。(お上品な行為ではない)
あと、殿は自分の食べたいと思ったもの以外には興味がないタイプね。
だからシェアしないんだな、うん。

■joonaさん
私も大の偏食なので、自分の食べられないメニューが多いときには
シェアはあまり好きではありませんね。
  例) ・海鮮・・独りで炒飯などに専念したい
     ・飲茶・・叉焼包と大根餅だけ食べていたい
お気持ち、大変よくわかります。同志よ・・・。
後半の例もなんだか分かる気がします。
私の場合は、自分が食べるつもりはないけれど、
どういういうものなのか見てみたいから誰かに頼んで欲しい・・・って感じ。
私、わがままですなー!(笑

  • 2008/05/16 09:27
  • bonbon
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