探検記録[尖鼻咀]

9月30日 (火)   晴れ

尖鼻咀 マングローブ林
<マングローブの林>

腹ごなしのお話も終わったので、いよいよ二つ目の探検の話に入ります。

目的地は尖鼻咀(ちむべいちょい)。香港の端っこの一つです。(香港には端っこがいっぱいありますけれども)

まずは、地図でご確認ください。(地図がうまく表示されないという方は、地図の下にある青い文字をクリックなすってね。Google Mapsサイトに飛びますけん)


大きな地図で見る

下の方の青いピンが出発地点。上の方が目的地の尖鼻咀です。
元朗から35番の緑色ミニバスに乗って、終点で降ります。

さて、ここで何ができるのかと言えば、対岸のシンセンを眺めること。それ以外は、大したものは何もありません。ま、シンセンを眺めるにしたって、「あー、やっぱり近いねぇ。へぇー。すごいねぇ。ビルだねぇ。」っていう会話に終始するくらいで、面白いことはあんまりありませんけれどね。

それでも私はここへ行ってみたかった。だって、なんだか端っこへ行くのってわくわくするんですもの。まあ、今住んでいる所だって尖沙咀の端っこというか、九龍半島の端っこの一つに近いですけれども。

35番のバスに乗り込んで、一応運転手さんに「ここで降ろしてくださいね」という旨、地図を見せながら伝えてみました。運転手氏の反応がなんだか怪しかったんですが、最終的には問題なく尖鼻咀に到着。
バスを降りて、さらに道を進むと駐車スペースがあり、そこから対岸にシンセンの街が見えます。シンセン側はどうなのか覚えてませんが、海ではなく湿地が広がっています。冬になれば、鳥の姿ももっと増えることでしょう。

尖鼻咀 対岸にシンセン
<シンセン>

「わー、シンセンだ。よく見えるねぇ。今日はガスってなくて良かったねぇ。」などと一通りの会話を済ませ、さらに道を進んでみました。

「許可済みの車両以外通行禁止」という看板がありましたが、私たちは車じゃないのでそのまま進みます。途中、警察署があり、パトロール中だかなんだか、警察車両が何度か通りました。それでも注意されることはなかったので問題なかったのだと思います。

尖鼻咀 フェンスの道
<ボーダー・フェンス・ロード>

しばらく進むと高いフェンスが現れ、「Border Fence Road」という道が始まりました。右手に延々と伸びています。
私たちはこのとき、「展望台」というものを探して歩いていました。バスから降りてここまで、「展望台」と呼べるような場所はありませんでした。上の写真を撮った場所は木が短くされていていましたが、あれが展望台だったんでしょうか。
とりあえず、この先にあるのかしら・・・?と疑いつつ、歩いてみます。

歩きます。

歩きます。

まだ歩きます。

歩こう♪

歩こう♪

私は元気ぃ~♪
(トトロの歌)

だんだん疲れてきました。

尖鼻咀 マングローブ川
<マングローブの川>

途中、こんな風な川が見えます。シンセン湾から水が流れ込んでいて、マングローブの林が広がっています。

まだ歩く。

歩く。

歩く・・・。

あ、野良犬だ。3頭もいるわ。いやだわ。あんまり警戒している様子はないけれど、もしかするとそろそろ彼らのテリトリーなのかもしれない。偵察にやってきたのかも。
まあ、もう少し進んでみましょうかということになって、50mばかし進んでみました。フェンスはずーっと続いています。

この日はとても暑くて、お日様もさんさんと照りつけ、あたくしなんだかとっても疲れました。
これ以上進んでも何もなさそうだという結論に達し、Uターンしました。また来た道を戻ります。

やっとのことで駐車スペースまで戻って、シンセンの街を背景に記念写真をパチリ。
もうすることもないので、バスの乗り場に向かいました。

バスの乗り場(降ろされた場所)に到着すると、あら?なんだかあの観光地を指し示す看板が立っているじゃありませんか。ほら、街中によくある、青とかピンクとかの看板・・・というか標識?あれがね、あるんですよ。
近づいてみたら、「Lookout」(展望台)って書いてあるじゃありませんか。その看板の指し示す方向に目をやると、丘の上に続く階段がありました。

こ・・これが展望台だったのか。こんな近くにあったのか・・・。あんなにいっぱい歩いたのに・・・。

なんだかひどく疲れていたんですが、ここまで来て展望台に上がらないのももったいないと思い、階段を上ることにしました。
階段はエル(L)字型に伸びていて、最初の曲がり角まではそう長くありません。でも、その後が長い。私にとっては心臓破りの類に入るような長さ。とくに今の疲労の状態と今日の天気では自殺行為とも思えるような階段でした。
同行の友人はなんたってアウトドア派の「頼もしい」隊員ですから、わりとへっちゃらな感じで上がっていきます。私は途中から激しい動悸と息切れを感じつつも、休み休み上がりました。

やっとのことで頂上に到達。頂上には東屋とゴミ箱が二つ。でも、展望台というわりには周りに背の高い木がたくさんあってあんまり景色の良い場所ではありませんでした。

私はここで急速に体調を崩し、動機・息切れ・大量発汗・めまい・耳鳴り・過呼吸などを発症。星が見えます。頭から血の気が引いていくのを感じ、吐き気すらします。
やっぱり、私には無理だったんだわ・・・。最初からここへ来たならまだしも、炎天下をあんなに歩いたあとだもの。
ああー、ダメだ。もう吐くかも。
同行の友にあまり心配をかけてはならぬと、一声かけて茂みへと身を隠しました。「吐くー。」・・・と思いながらしばらく呼吸を整えていたら、吐き気がおさまりました。ああ、よかった。

茂みへ向かう途中もめまいで足元がおぼつかず、あのまま階段を転げ落ちるかと思いましたが、東屋へ戻ってベンチに腰掛けてもまだ頭に血がいっていないような感じで、ふらふらします。しばらく頭を下げて深呼吸。やっと頭に血がいったらしく、めまいも治まってきました。

そのあとは、疲労はあるもののバスを乗り継いでうちに帰れる程度には復活。あー、一時はどうなることかと思いましたよ。

尖鼻咀のあたりには養豚場でもあるのかしら。鶏でもないし、牛でもないし、馬でもないだろうな・・・というような鳴き声がかなりの音量で聞こえてきました。

どうしても行っておけ!というほどの場所ではありませんが、ま、経験値をあげるには有効な場所です。(香港からシンセンを眺めるという経験値)
今度は(涼しくなったら)「下白泥」という場所へ行ってみたいなー。こちらも元朗からミニバスで行かれる模様です。



この辺は「禁区」にも近く、またシンセンからも近いということで、警察のチェックも厳しいかと思われます。ときには道端で職務質問などされるかもしれませんので、IDカードやパスポートを忘れずに。

元朗の泰豐街から35番バスで終点へ。7ドル。
■展望台周辺には、お店は全くありません。
  飲み物などは元朗で調達しておきましょう。
■尖鼻咀のバス乗り場に簡易トイレあり。(清潔さは未確認)
 バスの道を少し戻ると公衆トイレあり。

Comment

どうも。「わりとへっちゃら」です(_ _)
いやー、思い出しても・・・・何もなかったですな(^^;
本当、よほどシンセンに思いを馳せる人にしかオススメできない展望台でしたね。あ、あと鳥好きな人か。鳥がいっぱい来るっぽかったですもんね。
あの「ここ行きますか?」に対する運転手の反応。普通「ピーク行きますか?」とか「スタンレー行きますか?」なら、ただ面倒くさそうにうなずかれるだけですが、あの「沙鼻咀行きますか?」にはきっと今思えば「お姉ちゃんたち何しに行くの?あんな所何もないでー。売店もないでー」的ことを言うてはったのかもしれませんね(^^;
でも、まぁ、美味しいハンバーガーついでに上げた番外編経験値ですから・・・・って、ハンバーガー食べてないよ\(゜0゜)/
  • 2008/09/30 14:45
  • sue
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ちょっと怖くないの?
私の中のNHK、海外安全情報アラームが鳴り響いてるわ。笑。
こわっ。
トトロじゃなくて、オーメンの音楽が流れてるわっ。笑。
私結構こういうのびびりで。グーグルマップとかまぢで怖い。
間違ってズームとかしちゃって海とかばっかりになると、ブルブル震え出します。笑。
あ。こんな私、守ってあげたくなってきた?笑。

にしてもお疲れさまー。
こっちはコートだよ....

  • 2008/09/30 15:36
  • ちいたん
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■sueちゃん
わりとへっちゃらでしたね。
 1、よっぽどシンセンが好きな人
 2、バードウォッチングが好きな人
 3、とにかく片っ端から香港経験値を上げたい人
このいずれかに当てはまる人にはオススメですね。
ハンバーガーは、いつ食べられるんだろうか・・・。

■ちいたん
こら!海外安全情報とか言わないの。
住んでいる人もいっぱいいるんですからね。
人もいないし車もいないし、緑豊かなのどかなところだよ~。

地図で ガクガク((((;゚Д゚))))ブルブル している人は、
面白いけれど、守ってあげたくはない。面倒くさいもん。(笑

日本はずいぶん寒くなったみたいだね。
うちも、殿が帰ってきたら寒くなったよ。
クーラーの設定温度えらく低いから・・・。(涙
  • 2008/09/30 20:09
  • bonbon
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