衙前圍村@九龍城

12月8日 (月)   晴れ

冬 五本指 靴下
<五本指ハイソックス、始まりました>

いやー、皆さん。寒いのなんのってねぇ。それもこれも、冬の冷たい季節風のせいだそうですよ。
昨日は大雪(たいせつ)でした。南天の実が色づき、クマはそろそろ冬眠だそうです。私もそろそろ冬眠したいもんですが、そうも行かないのでハイソックスを履き始めました。これ履いてると、足元が暖かくってねぇ~。ま、それにしても寒いですけれどね。短いくつ下よりは暖かいってもんです。

その昔は無法地帯九龍城砦で、今はリトル・タイとしてその名を馳せる九龍城のはずれのあたりに、衙前圍村という一角があります。


大きな地図で見る


Wikipediaによれば、1352年から600年以上の歴史のある村だとか。
陳さん・呉さん・李さんの三族がここいら一帯に住み着いたのが始まり。漁業を生業としてやってきたけれど、海禁令が布かれて村を放棄しなければならなくなって、1724年に今の場所に戻ってきた。
当時はまだ埋め立てられておらず(現在の新蒲崗は埋立地と思われ)、しょっちゅう海賊に襲われて(?)いたので、村を防壁で囲んだ。
18世紀ごろ村の中央には天后宮を建て、正門の上にある「慶有餘」という看板は、村の住民によれば皇帝から贈られたものとか。
・・・と、こんなことが書いてあるような気がしますが、中国語を読むのが面倒であんまりちゃんと読んでいませんので、鵜呑みにしないでね。

天后宮(天后廟)ってのは海辺にあるものなので、どうしてこんな所に?と思ったんですが、なるほど、もともとは海辺だったんですね。
因みに、天后宮は香港中あちこちにあります。今はずいぶん海から離れた場所にあるものも、建設当初は海辺にあったもんなんです(ときどき例外的なものもありましょうが)。埋め立てによって日に日に地形の変わる香港ですが、昔はこのあたりまでが海だったのね~と、在りし日に思いを馳せてみましょう。


風景 九龍城 衙前圍村
川の方にある正門
上にあるのが「慶有餘」
風景 九龍城 衙前圍村
正門の扉の裏
武将の神様の絵
風景 九龍城 衙前圍村
正門から真っ直ぐと
奥に伸びる通路
風景 九龍城 衙前圍村
通路の突き当りが
天后宮
風景 九龍城 衙前圍村
内部の通路
風景 九龍城 衙前圍村
細いです
風景 九龍城 衙前圍村
外にある青空床屋
風景 九龍城 衙前圍村
三階建て屋上つき物件

写真はそれぞれ拡大できます。

村の外には、呉一族の祖先を祭った建物がありましたが、立ち入り禁止になってました。

歴史が感じられ、魅力のある一角なんですが、残念なのはその状態があまりよろしくないこと。古い家々はあまり手入れもされていないようで、特に誰も住んでいないところなんかは朽ちるままにされています。
香港のその他の古い地区や建物と同じく、ここにも再開発の魔の手(全部取り壊して高層マンションを立てる計画らしい)が忍び寄っているのですが、どうやら反対意見に圧されて政府がちょっと考え直し、2007年に出された計画では「重要な古い建物やレイアウトは残したまま、ちょっとした公園のようにするとかしないとか
Wikipediaにはもうちょっと違うことがかいてあるような気もするので、結局どうなってんだか、私にはよく分かりません。

香港人には、古い建物や街並みを好む人も少なくありませんが、多くは現代的で新しい建物や町並みを好むようです。
例えばヨーロッパの古い街並みや、家に対しても、「古い」「古めかしい」以上の感想はあまりないようで、知り合いの香港人女性は、欧州某国でまさにそんなような古い家に住むことになったとき、心底ガッカリしたそうです。
そういう人たちの社会なので、こういう地区がどんどん消えて商業ビルやマンションが建つのもしかたがないんですが、やっぱりなんだか残念だなぁ・・・と思わずにはいられません。

ちょっとした公園になるのは全てがマンションになってしまうよりはまだマシかもしれませんけれども、香港はどうもこういう「開発と保護」が下手くそなので、あんまり期待もできません。過去からいろいろと学んでいると良いですが。

空き家も多いようですが、住民もいる場所です。入っても文句は言われませんけれど、遠慮がちにしてましょう。写真を撮っているとおばあちゃんが通りすぎ、その間は撮影はストップしましたが、おばあちゃんに「(私は)写真に撮らないでね」と言われました。建物の写真は大丈夫ですが、住民にカメラを向けることはやめましょう。

Comment

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2008/12/08 19:23
最初、bonbonさんどこにいるの!?どこで雪が降ったの!?って思っちゃいました。
暦の話でしたね。

わたしもハイソックス愛好者です。全然違いますよねえ。私はお風呂上がりにすぐに履く夜用のハイソックスもあります。ほんとは帽子もかぶりたいくらい。寒いのはホントにいやです。
  • 2008/12/08 21:25
  • joona
  • URL
  • Edit
最近わたくしは日本の秘密兵器「腹巻」を装着しました。
天后廟は海の神様なんですか、知りませんでした。日本だと金毘羅神社が海辺に点在しますね。やっぱり埋め立てでだいぶ内陸になってますが。
土地の歴史って面白いですねぇ。
  • 2008/12/09 02:48
  • ash
  • URL
■秘密のコメント様、歓迎光臨☆
bonbon堂へようこそ~!

開発については、よそ者がどうこう言うのも
アレなんですけれど、
やっぱり傍から見ていると残念ですよね。

またのお越しをお待ち申し上げております。

■joonaさん
ああ、そうです。二十四節季のお話です。(笑
確かに、読み返してみたら分かりにくいですね。
ハイソックスはすごいですね~。
去年か一昨年から履き始めたんですが、
こんなに違うなんて!と驚きました。

■ashさん
腹巻もすごいですよね~。
私は今年、ついにパンツと腹巻がつながっているやつを
入手する予定です。(おばちゃんぽい会話だわ・・・)
天后宮は、媽祖という海の神様を祀ったものなんですよ。
正確に言えば、航海と漁業の神様ですが。
土地の歴史や文化、興味深いですよね。
  • 2008/12/10 12:03
  • bonbon
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