Rugby 7sと英国人

  • Day:2005.03.20 16:40
  • Cat:本堂
3月20日 (日)   晴れ

昨日、ラグビーセブンスを観戦に行った。ラグビー、好きなんです。ルールはよく解らないけれど、見てるのは楽しい。非常にアメリカ的なアメリカンフットボールも嫌いじゃないけれど、ラグビーの方が面白い。だから昨日は朝からウキウキしていた。しかも午後には香港vs日本の試合があるじゃないか。これは盛り上がるぞーと思っていたら、殿がのろのろしていて結局試合開始と時を同じくして出発したので、その試合は丸々見逃したのだ。結果はわかったけれど、なんだかとっても悔しい。
会場全体がお祭り騒ぎだった。私の席は2階(?)のエグゼクティブフロアー(会社が接待に使っていると思われる席が集まっている。ボックス席あり。飲み物や食べ物のサービスがあり、自分のお金で観戦に来ている人はいなさそうだった)というところだったせいか、周囲にそれほど奇抜な格好をした人はいなかったけれど、サウススタンドと呼ばれる南側の席は、ラグビー観戦というよりは仮装大会に近い状態だった。会場全体に仮装した人が散らばってはいるものの、この南側は密度が桁違いに高い。どうしてあそこは仮装大会になるんだろうかと疑問に思った。

前述のように、私はラグビーのルールはよく解らない。たまたま私の後ろに座っていたイギリス人のラグビーのプロが、私が熱心に観戦しているのを見て「ラグビーは好きなの?」と聞いてきた。ルールは解らないけれど見ているのは楽しいと言うと、どの程度解らないのか聞いてきたので、「解っていることと言えば、ボールは自分より前にいる人にパスしてはいけないことと、ボールをコートの端のあの線よりも向こうに持っていくことができたら点数が入ることだけ」と答えた。本当にそれくらいしか知らないのだ。彼は優しく、「それで充分だよ。コーチにもなれる」と言ってくれた。

とにかく、4時過ぎに会場に到着してから、最後のニュージーランドvsスコットランド戦まで見て帰ってきた。とっても楽しかった。去年、テレビで観戦していても感じたことだけれど、まあ英国関係の人が多いこと!良くも悪くも英国に関わる国の試合では、会場の盛り上がりが違う。私が昨日観戦したうち、英国に「良く」関わっている国と言うと、もちろんイングランドチーム、そしてオーストラリア。英国に「悪く」関わっている国と言うと、フランスをおいて他にない。

例えば、昨日はイタリアvsフランスの試合があった。フランスが何をしてもブーイングの嵐で、それが英国関係者から発せられていることは、私の周囲を見渡せば明らかだった。イタリアのことなんか普段は微塵も気にかけない英国人が、このときばかりはイタリア側に加勢する。えーっと、英国人男性は「紳士」じゃなかったっけな?違うらしい。気分が悪いので、私はそれら英国人の前でこれ見よがしにフランスの応援をした。フランスが勝利したこともあって、とても気分が良かった。その後の、イングランドvsサモア、オーストラリアvsフィジー戦でも、英国とは反対のチームの応援に努めたイングランドvsサモア戦では、「どうしてサモアを応援するんだ!?」と聞かれたので「サモア生まれよ!」と答えてやった。(でも、フィジーは英国の旧植民地だ。サモアは旧ニュージーランド領だ。ニュージーランドはイギリスの旧植民地だ。しかも3国ともイギリス連邦の加盟国。英国人の心は千地に乱れていることだろう)

英国関係者勢の反応が微妙だったのは、カナダvsポルトガル、サウスアフリカvsアルゼンチン、トンガvsアイルランドスコットランドvsニュージーランド戦。
緑色の文字の方が、私の感覚ではより英国に関係が強い国なのだが、まずカナダvsポルトガルではどちらのチームに対しても大きな反応なし。サウスアフリカは、白人政府、アパルトヘイトなど英国と深い関わりがある国にもかかわらず、アルゼンチンに加勢している人が多かったように思う。ネルソン・マンデラ氏が大統領に就任するまでの長い過程で、南アフリカから英国人含む白人が(被害者的な視点で見れば)追い出されるかたち(ちっとも追い出されていないし、今でも白人は黒人よりもずっと裕福だけれど)になったのが気に喰わないのだろうか。アイルランドは、地理的に見れば英国に最も近い国だけれど、これも反応はあまりなし。「トンガよりはアイルランドが勝ったほうが嬉しいな」という程度だったように思う。最後の試合は、どちらも英国と深い関わりがあるけれど、スコットランドは英国の一部なんだから勿論こちらを応援するだろうと思ったら、これも大した反応はなし。しかしこれに限って言えば、ニュージーランドが強すぎて応援する気にもならないというのが正直なところだったのかとも思う。

図らずも英国人の時として非常に醜悪な考え方や態度を観察することまでできた、とても良い一日だった。

殿は今日も接待。私はテレビで観戦だ。

<午後7時半>
フィジーが優勝したー!!!
(bonbon狂喜乱舞

Comment

>「サモア生まれよ!」と答えてやった。

なんとなく納得しちまいそうな僕であった。
  • 2005/03/20 17:28
  • 詠み人知らず
  • URL
>なんとなく納得しちまいそうな僕であった。

そんなことを言って私を喜ばせるのは誰ですか?
  • 2005/03/20 17:41
  • bonbon
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  • Edit
↑わははははは(涙笑)。

失礼、失礼、こほん。
エゲレスってパトリオティズムとは無縁なイメージがあるんです、(馬迷)にとって。そんなのを他国の人に見せるなんてダサダサじゃ~んってスカしてるなぁって。
  • 2005/03/20 20:42
  • (馬迷)
  • URL
>「サモア生まれよ!」と答えてやった。

私も納得w

↑の人はhさんだと思いまーす。違ったらごめん。
昨日の夜、コーズウェイベイのFashion Walkにごはんを食べに行ったら、ラグビー帰りらしき欧米人がたっくさんいましたよ。

あまりにも彼らが盛り上がっていたので、
3/17がアイルランドのお祭り、St. Patrick's Dayだからかなぁ、と最初は思ったのですが(笑)

英国人=紳士って構図xxxxx
忘れちゃっていいと思いますよ。。。
あっ ごめん詠み人知らずになっちっち

Robiちゃんするどいねー 感心感心

  • 2005/03/21 08:59
  • hiro
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■馬迷さん、
笑いましたね?私、サモアって感じかしら?
ところで、英国人はアメリカ人やフランス人や中国人のようなあからさまな愛国心を日常的に見せることはしませんが、愛国心以前の愛国心と言うか、「英国は誰もが愛してしかるべき国だから、わざわざ見せる必要もない」という思いが根底にあるような…。だから、わざわざそういう姿を他人に見せる国民性を軽蔑すると言うか、上手く説明できないのですが分かります?愛国心と言うよりも執着なのかしら。EUに加盟はしてもユーロの導入はしない、とか。
フランスに対するあの態度は、英国人にとっては脊髄反射みたいなものなのでしょうね。フランスを嫌うのが伝統。まあそれが英国文化の一部だと思えばそれでも良いのですが、なんかなぁ。私が真面目すぎるのかしら。

■ROBIさん、
納得って、それどーいうことよ?
サモアなの?マレーシアとかフィリピンとか言われてきたけれど、新境地を開拓?なんでもいいけどさ。
ってか、サモアってどこ?(世界地図を見る)・・・おお!なんだか美しそうな場所じゃないの。サモア生まれでもいいや。

■けりさん、
ラグビー帰りの欧米人はものすごい盛り上がっていたそうですね。殿から聞きましたわ。身体の大きい人たちがあんまり盛り上がっていると、身の危険を感じます。(笑

>英国人=紳士って構図xxxxx
>忘れちゃっていいと思いますよ。。。
ええ、私もだんだんとそういう結論を出しはじめているところです。

■hiroさん、
やっぱり!
うすうす分かってたけれど、告白する機会を与えました。
サモアですか、私。サモア?
  • 2005/03/21 10:46
  • bonbon
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  • Edit
昨日の夜は銅鑼灣の路上で乱闘してた白人が警察に
荒っぽく警察車に投げ込まれていました
あの荒れていた人たちはやはりニュージーランダーなのでしょうか(笑

お祭りもひと段落~って感じですね。
フィジーでもいいけどぼんちゃんはやっぱりサモアだなぁ~ 髪型アフロ系にしてっ!

(これまたワケの判らんコメント失礼 笑)
  • 2005/03/21 13:07
  • hiro
  • URL
英国はジェントルマンの国じゃないわよぅ(笑)
お行儀の悪い人ばっかり目に付きますわ。
(どこの国の人かは正直わからないが)
「英国はみなが愛してしかるべき国」って表現納得。
どこにいっても「英語」しか話そうとしないもんね(笑)
アメリカン・イングリッシュをさべると
「ふーん・・・」的に見らるし。
ああ、ここでイギリスの話をすると小一時間かかるので
続きは香港で(笑)
  • 2005/03/21 21:54
  • もみじ
  • URL
↑“しにょーらもみ~な”のおっしゃる通りかもしれません。スコティッシュの知人いわく、「日本では“さっちゃん”がやたら評価されていたみたいだけれど、教育費を削減してまで経済回復を図る必要があったんだろうか?彼女のせいで英国の教育レベル、品位は低下したんだ。」

ところで・・・この映画をご覧になった方はいらっしゃいますか?ほんとにエゲレスを感じさせてくれる映画だと思います。ちなみにヒロインはトレインスポッティングにもでてました。
http://www.uipjapan.com/gosfordpark/
  • 2005/03/22 10:49
  • (馬迷)
  • URL
>フランスを嫌うのが伝統。まあそれが英国文化の一部だと思えばそれでも良いのですが、なんかなぁ。

伝統、うんうんなるほど。(馬迷)はバッシングすることでアイデンティティを保っていると解釈してました。韓国が日本を嫌うのと同様に。

>私が真面目すぎるのかしら。

いや、まじめが一番です。
そのままのBonBon嬢でいてくだされ。

もう何年も前ですけれど英領香港、最後の総督のパッテンさんにサインをもらったんですよ。
http://www.tamilnet.com/img/publish/2003/11/patten_chris_19568_140.jpg
なんかドイツっぽいお顔だと思いません?
エゲレス野郎にそういったら「そうだねぇ、彼は典型的なヨーロッパ顔だねぇ。」
おおお?ってことはエゲレスはヨーロッパではない!ということか?自分たちだけは特別?この一端が↓これってか?

>EUに加盟はしてもユーロの導入はしない、とか。

ドイツ連銀は基軸通貨でもなんでもない他の通貨まで背負ったから大変だわ~、すごいわよねぇ~さすがドイツ連銀よね~、って言ったらやな顔されましたけれど(笑)。
  • 2005/03/22 11:39
  • (馬迷)
  • URL
イギリス男=紳士っていうのは日本=フジヤマ、ゲイシャくらいの幻想じゃないすかね。でも公共の場でのマナーはどんどん悪くなってる気がします。馬ちゃまご指摘のとおりさっちゃんの影響かも。人心が荒れちゃったのよ。
イギリス人はフランス人は嫌いだけどフランスのことは好きなのよね。パリは8月に行くに限る、何故ならフランス人がいないからだ、ってくらいなもんで。実はラブ・ヘイトの関係だと思う。しかもイギリス人からの一方的な。

馬ちゃま、この映画の脚本家が書いたSnobsという本も面白かったよ。良くも悪くも階級の影響って強いよね。


  • 2005/03/22 14:09
  • メラニン
  • URL
■hitmanさん、
ニュージーランダーは荒れたでしょうねぇ。あの試合は結構すごかったし、ニュージーランドはそれまですごい勢いでしたからね。でも、警察に捕まるほど荒れるとは…。

■hiroさん、
何故私がサモアでフィジーではないのか、
400字以内で説明せよ。(5点)

スパイラルはしてみたいけれど、アフロにはしません。(乙女の誓い)

■もみじさん、馬迷さん、メラニンさん、
英国人は、英国を離れるとものすごくお行儀が悪くなる印象があります。今までのところ欧州のスキー場で迷惑なくらい騒いでいるのは、大体が英国人です。
「イギリス男=紳士っていうのは日本=フジヤマ、ゲイシャくらいの幻想」というメラニンさんのお言葉に深く頷いている次第。

>バッシングすることでアイデンティティを保っている
かの帝国時代は去り、英国もただの先進国の一つになってしまった今、その伝統にしがみつくことでやっとアイデンティティを保っているのかしら、なんて考えています。それとも、ただ伝統継承好きの血がそうさせるのか。

>エゲレスはヨーロッパではない!ということか?自分たちだけは特別?
勿論そのとおりだと思われますよ。しかし、英国以外の欧州人も、そう考えているように思われます。何故なら、漠然と欧州文化なんかの話をするときに「大陸の欧州」とわざわざ限定することがあるからです。「何故?」と聞いたら、彼らも、英国人は自分たちとは違うと思っているそうです。ユーロ導入を渋っているのも、大陸側の欧州人からは非常に英国的だと思われているようです。

あ、そうそう。フランスのことは好きですね。複雑。そう言えば、フランス人はドイツ人があまり好きではありませんね。

その映画、私も観ました。上階の人々と下階の人々の関わりと違いが面白かったです。
  • 2005/03/22 14:51
  • bonbon
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  • Edit
嗚呼。だんだんエンジンがかかってきましたよ、(馬迷)は。(   )が取れる日も近いなっ。
はいっ、BonBon嬢、プレゼント。

http://gogo.chips.jp/talofa/samoatonouta.htm
  • 2005/03/22 14:58
  • (馬迷)
  • URL
ああ、マダムメラネシア、お指し振りです。
ポリネシアレディが主催するこの場でマダムメラネシアとの邂逅、あなうれし。

>イギリス男=紳士っていうのは日本=フジヤマ、ゲイシャくらいの幻想じゃないすかね。

日本男=すけべ。。。ってのもいい加減にしてほしいと思う今日この頃です。

>イギリス人はフランス人は嫌いだけどフランスのことは好きなのよね。

うんうん。友達(日本人)に韓国はきらいだけれど韓国人は好きってのがいます。

>実はラブ・ヘイトの関係だと思う。しかもイギリス人からの一方的な。

ambivalenceってやつですかね。
サリエリ先生にとってのアマデウスみたいな。
ちょっとちがうか・・。

Snobs、探しますね。ありがとうございます。

>英国以外の欧州人も、そう考えているように思われます。

確かにEU区域ってあんな狭いのにスタンダードな物象ってありませんもんね。
中国の国土の中にいくつもおさまっちゃいますもんね。
あ、そうそう、そういえば、このあとエゲレス野郎だか韓国アガシだかに「あなただって日本が亜細亜の一部だとは思ってないでしょう?日本は日本だって思ってるでしょう?」って言われました。


>そう言えば、フランス人はドイツ人があまり好きではありませんね。

ドイツ人を好きな奴なんていやしない、とエゲレス野郎が言った。え?馬ちゃん、ドイツ大スキっと返したら、なんでやねん?ドイツだぜ?と呆れられた。



  • 2005/03/22 15:23
  • (馬迷)
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400字はちょっと多いのでキーワードでご説明します。

サモア = 美黒 豊満 胸騒ぎの腰つき パパイヤマンゴーだね
フィジー = 極黒 痩せ みんな親戚じゃなかと思うほど似ている顔立ち

さぁ~ 何点もらえるかな!?
  • 2005/03/22 16:38
  • hiro
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■馬迷さん、
おお、サモアとはこんなところだったのか。1年目の日記はちょっと不安になりましたが、首都に引っ越してからは、まあそんなもんかな。でも私は「マテリアルワールド」の申し子、マテリアルガールですから、こういうところに住むとなったら達観するまでは大変だろうなぁ。ある程度物欲を満たされる場所で、「シンプルライフ」に思いを馳せるっていうのが私の浪漫なんですね、きっと。根性なしですから。

日本がアジアの一部だという認識も、最近は薄くなっている気がしますね。「アジアンチック」「アジアンスタイル」というような言葉をインテリア、ガーデニング雑誌で目にすることがありますが、大体がタイ、ベトナム風の物を指しているようで、たまに中華風あり。私は、編集者が何をもって「アジア」としているのか、甚だ疑問に思ってるのです。英国との共通点である「島国」ってところが、人々の考え方をそっちの方へ導くのかと考えております。

■hiroさん、
ははぁ、上手い単語を並べましたね。
「胸騒ぎの腰つき」って言葉、良いですね。
じゃ、5点!(だって5点満点の設問だったからさ)
  • 2005/03/23 10:19
  • bonbon
  • URL
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なるほどなるほど。BonBon嬢はこれ↓なんですね。
http://www.lyricsfreak.com/m/madonna/86925.html
この曲を聴くと思い出すのは今を遡ること約20年前、フジテレビの新春かくし芸大会で「シブがき隊」の面々が女装するのがあったんです。Yはマリリン・モンロー(似ていた)で舞い上がるスカートを押さえ、Fはライザ・ミネリでニューヨークニューヨーク。で、Mはマドンナに扮してこの曲をバックに踊ったのですが、んまーすてき。アンヨもきれいで「こいつほんまに男か?」と思うような艶姿。ちなみにカメラはM以外はアップにしませんでした。
  • 2005/03/24 13:32
  • (馬迷)
  • URL
この曲でそんなことを思い出すとは…!(驚愕
モックンのその姿、見てみたい。そりゃあ、きれいでしょうねぇ。
  • 2005/03/26 17:59
  • bonbon
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