良い趣味

  • Day:2009.09.17 10:53
  • Cat:本堂
9月17日 (木)   雲が多いけれど、一応晴れ

スリッパ 商店
<スリッパ全員集合>

Ellen DeGeneres Showを観ていたら、去年かな、いや一昨年だな・・・のアメリカンアイドルで圧倒的な歌唱力で勝ち進んでいたにもかかわらず、決勝には残れなかったメリンダ・ドリトルさんが歌手デビューしてCDを出したということを知りました。(7ヶ月遅れ)
エレンの番組でまた一曲披露してくれましたが、やっぱり上手い!こういう人の歌声を聴いてしまうと、ビヨンセなんかは、ただただ容姿が優れているのと、マネージメント&プロデュースと、つまり彼女以外の人間の働きが素晴らしいのであって、「歌」で勝負してはいないのよねーと、改めて考えてしまいます。(もちろん、ビヨンセも聴けないほどの下手ではないし、また頭の悪い人ではないので、歌以外の点では能力の高い人ではあるのでしょうが)
メリンダはバックシンガー出身なので上手いのはもちろんなんですが(バックシンガーの方がメインの歌手より上手いじゃん?ということ、よくありますものね)、アメリカンアイドルでは歌唱力以外の点も審査対象になるのでしょう、決勝に残ったのはティーンからの支持の篤かった二人で、歌唱力と人柄以外ではイマイチ華のなかったメリンダは落とされたのでした。
とても残念に思ったんですが、ジェニファー・ハドソンさんの例もあることですし、彼女もここでこれだけ見事な歌声を披露していれば、きっとどこかから声がかかることだろうと考えていたので、とても嬉しいです。メリンダ、頑張ってね!

え、さて。お昼過ぎた頃になると、NHK World Premireで俳句だの短歌だのの番組が始まるのをご存知の方も少なくないと思います。
私は自分では俳句も短歌もやりませんが(できませんので)、この番組が好きで観ています。
投稿者の皆さんの作品も楽しませていただいておりますが、好きなのは「上達のコツ」みたいなコーナーです。歌人(俳人)先生が、投稿者の歌(句)を添削するコーナー。ときどき私が自分で考えるのと同じ指摘をなさっていたりすると嬉しくなりますし、そうでないときもやっぱり添削後の歌や句はそれ以前よりもスッキリとして、「なぁるほどねぇ~」なんてテレビに向かって声を出してしまいます。

最近の俳句や短歌は特に疎いんですが、むか~しの短歌、万葉集とか古今和歌集とか、あの辺のはちょっと好きで、このブログのプロフィールのところでちょこちょこ紹介しています。
私は今までは歌そのものを楽しむということしか頭にありませんでした。短歌や俳句って、ものによっては、これこれこういうときに詠んだものですよ・・・という注釈というか説明書きみたいなもの(詞書というようです)があるんですけれど、あれはあまり重要視してきませんでした。それが、今週の短歌の番組でそのことについての説明があり、歌によってはこれを理解しているのとしていないのとで味わいが全く変わってくるのだわ・・・ということを教えられました。

短歌や俳句、自分でも詠めたらなかなか楽しいだろうな・・・と思います。五七五なり、五七五七七なり、またその他のルールもいろいろとありますが、それらに沿うかたちで情景や気持ちを表すというのは、なかなか面白いことでしょう。頭の体操にもなりそうです。
中学や高校の授業で日常的に作っていたときには、物事をそういう回路で見て考えるようになるので、素晴らしいものはできなくても、それらしいものがまあわりにすらすらと作れていたんですが、遠ざかってしまうとその回路も失われ、ときどき思い立って詠んでみようと思ってもなかなかできません。このあたり、語学と似ているように思います。

短歌や俳句に限りませんが、それにしてもこの二つというのは非常に日本的で、非通俗的(・・・というんでしょうか、俗っぽくないこと)で、しかも金がかからず(この発想が俗っぽいな)、優雅な感じがしてよろしいじゃございませんか。
別にいい歌を詠んで宮中歌会始の義に招待されようってんじゃないけれど、辞世の句とか歌とか、そういうのが詠めたらカッチョイイな~と、こんな風に考えている次第です。
スポーツ選手が大事な大会に合わせて体調のピークを調節するように、私も今から始めれば、この世を去るときに創造力のピークを持っていけるように調節できるかしら。(・・・と、そういう発想がまた非常に俗っぽいですね)

Comment

>しかも金がかからず(この発想が俗っぽいな)

そういえば「趣味と実益を兼ねる」という文言をかねてよりよく見聞きしますが、では実益が伴わなければやらないんかい?と突っ込みたくなります。実益を伴わなずともやれるものでなければ趣味の名に値しないと常々思っている次第です。

  • 2009/09/17 23:13
  • 馬迷
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■馬迷さん
まあ、それはその、好きなことをやって
さらにそれが収入にもつながるなら、
それはそれでいいことだよね♪という、
軽い感じではなかろうかと。
しかし商売が絡むとなかなか思ったとおりにはいかないことが
多いのではないかと思いますし、
そうなると、「道楽」という点からはそれてしまいますね。

「風流」だの「風雅」だのという「風情」系のものは、
実益を伴わない方が説得力があるといいましょうか、
本当に「真の道楽」という感じがいたしますね。
  • 2009/09/17 23:29
  • bonbon
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なるほど、確かに好きなことをやっていたら、あらら、なぜだかお金をいただけるようになったと、あくまで収入があとからついてきたということであれば、私も突っ込めませんね(笑)。
しかしこういう状況って収集が趣味の方には無縁そうですね(笑)。それどころか完全に大赤字、だからこそ余計に純粋な趣味に見えてしまうのです。

で、「詠む」。私は毎週日曜日の某邦字新聞の歌壇、俳壇を楽しみにしているのですが、詠み人の中には服役中の方、ホームレスの方もいらっしゃり、私などには想像も及ばない心象風景が見事に凝縮されているのです。「歌」はいつでもどこでも、そして誰のところにも等しく訪れてくれるものなのですね。
  • 2009/09/18 09:29
  • 馬迷
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■馬迷さん
収集はねぇ、難しいでしょうね。
あれは本当に純度の高い「道楽」ですね。
わたくし思いますに、「不純な動機」だと
趣味とは言えなくなる(呼びたくなくなる)んじゃないでしょうか。
ゼニのことが頭にあって始めるようでは、
やっぱり純度が下がるような気がいたします。

例えば、こういう自分の中にある感情を言葉で表現することは、
目が見えなくても、耳が聞こえなくても、口が利けなくてもできる。
また、獄中にあっても、宮中にあってもそれは同じなんですね。
うちの祖母なんかは、こういった趣味はあまり持たないようですが、
それでも若い頃はなにか心に訴えるようなことがあったときには
一句詠んだりしていたそうです。

なんと言いましょうか、純度の高い趣味、「道楽」には
いろいろな意味で余裕を感じますね。
  • 2009/09/21 10:41
  • bonbon
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