Nobody wins unless...

  • Day:2010.08.27 14:53
  • Cat:本堂
8月27日(金)   晴れ
昨日は、LちゃんとRさんのお誕生日!

パリ エッフェル塔 2010
<エッフェル塔>

去る月曜日にマニラで起きた事件で、多くの予想に反して8人もの人(一時は9人という情報もありましたが、どうやら8人が正しいようですね?)が命を落としました。日本でも少しは報道されたようですけれど、香港ではまだまだその話題が新聞の一面でとり上げられています。香港市民の憤りと悲しみも、もうしばらくはつづくことでしょう。

事件の経過はもう皆さんご存知でしょうからここでは割愛しますが、事件後の香港で、予想してはいたものの嫌なことが起こっていまして、私は、誤解を恐れずに言えば、8人の犠牲を出した事件自体よりもこのことにショックを受けております。

新聞の報道によれば、この事件が理由で解雇されたフィリピン人のアマさんが、すでに少なくとも一人いるようです。未確認の情報(新聞への投書)では、ある小さな企業で5人のフィリピン人がこの事件のあと解雇された模様。
一般的に、香港人はどちらかと言うと感情に火のつきやすい性質ですが、同時に文明的な良識も持ち合わせた人々だと思います。場合によっては驚くほど寛大であったりもします。だから、こういうことが今後も次々と行われるとは考えにくいのですが、それでも一件でもあればそれは・・・えーっと、こういうとき日本語ではなんて言うんでしょうか・・・「one too many」。むむぅ。つまり、一件でもあってはならないことだと思います。
今日の香港の発展があるのは、アマという仕事(就労条件は決して良くありません)に従事して香港の多くの家族を支えてきたたくさんのフィリピン人たちのおかげでもあります。アマさん以外にも香港で働いているフィリピン人はたくさんいます。この人たちもまた、香港の発展に貢献している人たちです。事件の加害者やぜんぜん使い物にならなかった警察と同じフィリピン人だから・・・という理由でこの人たちまでもを攻撃するのは甚だお門違いというもの。

今は感情的になってしまうのも分かりますが、香港の皆さんには自分たちの良識と文明の高さを見直す良い機会が与えられたと思って、冷静になってもらいたい。インターネット上で飛び交っている理不尽な誹謗中傷や、批判することに意義がある!というような考えは、誰のためにもなりません。この悲劇を無にしないために、皆が冷静になって向き合わなくちゃいけません。

ついでに心配なのは、加害者の遺族の今後です。今回の事件に限ったことではなく、被害者と加害者のいる事件では私はいつもこれを考えずにはいられません。
私はフィリピンで暮らしたこともないので、こういう状況でフィリピンの皆さんがどういう風に考え行動するのかよく分かりませんが、日本人の感覚で考えると、さぞかし生きにくくなってしまうだろうなぁ・・・と思うのです。
加害者だったとは言え、夫・父親を失った家族の衝撃は、やはり小さくはないでしょう。それにいきなり「犯罪者の家族」になってしまったわけだし、これからの人生をぶち壊されてしまったという点では、被害者側と同じではないでしょうか。
例えば自分の家族なり親戚なりがこういった事件の加害者になってしまったとして、そのあとの自分や家族の人生を想像すると、どんなにか大変だろうと思うでしょう?


とにかく、冷静になりましょう。むだを嫌う香港の皆さん、この憤りを、有効に利用しましょう。

・・・ということを、中国語でうまいこと書けるといいんですけれどねぇ。

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悲しみって…なんだろう…?
  • 2010/09/01 14:13
  • BlogPetのもも代さん
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