ガラスの仮面42巻

  • Day:2005.04.08 23:56
  • Cat:書房
4月8日 (金)   曇り  暑いぞ、暑いぞ♪

全国のガラカメファンの皆さま、6年ぶりに発売された最新の第42巻読後の感想文を、ささやかながらここで発表させていただきます。

先ずは、美内先生、描き続けてくれてありがとう。これからも、どうかよろしくお願いいたします。とりあえず最後まで描く心積もりでおられるとはどこかで読みましたが、どうか心変わりなどなさらないでください。描いて描いて描き尽くしてください(できればもう少し頻度を高くして)。

ここから先はお話の内容に触れることもありますので、まだ42巻を読んでいない人はそれをご了承のうえ読んでください(つまりネタバレです)。
さて、第42巻です。41巻は、伝説の梅の谷での紅天女の稽古をとおして紫のバラの人、速水真澄氏への恋(愛?)にやっと気づいた北島マヤが、速水氏に告白しようと駆けつけた先がなんと速水氏とその婚約者・紫織さんの婚約お披露目パーティーで、何も知らずに会場に入ってしまったマヤがそれを知りショックで受け取ったシャンペングラスを手から落としてしまい、そのグラスの割れる音で速水氏がマヤの存在に気づき、マヤと速水氏(確かその数コマ前で速水氏の敏腕秘書・水城女史)が「速水さん…」「マヤ…」と青ざめた顔でお互いを見つめあうシーンで幕を閉じました。

でね、さあ高鳴る心を抑えられずについに42巻を開きました。勿論その場面から始まるのですが、41巻の終わりではそのグラスが確か「パリーン」とかって高い音を出して割れるわけです。しかし、会場にはふっかふかと見受けられる絨毯が敷き詰められてる。絨毯なのに、パリーン?絨毯なのに!?絨毯なのに???

ま、そんな不可解な思いを心に秘めたまま読み進めたのですが、今回美内先生の中ではアルファベットの書かれたTシャツってのがブームになっていたのでしょうか。表紙のマヤちゃんが着ているシャツにも「Starlight(スターライト)」だし、紅天女試演に向けての第一回目稽古の練習着には「Barcelona(バルセロナ)」だし、42巻発売広告では「Sweety(スウィーティ)」なんて書かれています。なんじゃそりゃ。

今回驚きなのは携帯電話と写メールの登場。しかしだね、携帯電話で写メールする時代にTシャツにバルセロナとかスターライトはないでしょう。え?どうよ。写メールの時代に、マヤの演劇仲間(って言い方も時代に即していない気もするけれどな)の麗とさやかの髪型も疑問です。麗、そのもみ上げ何とかしよう。敬虔なユダヤ教徒か?さやかさんもその真ん中分けの髪型、考え直しましょうよ。演劇って芸術だし、美的センスって重要だと思うのよね。

桜小路君は相変わらずの好青年で、最近は紅天女の稽古に専念するためになにやらすごく住み心地の良さそうなマンションで一人暮らしをしている。テレビの横にはPCと思われるようなものまで置いてあって、やっぱり彼らも21世紀を生きているんだなという気にさせられる。42巻での桜小路君は、携帯電話と写メールを駆使。マヤと一緒に写っている写真にそっと唇を寄せる一コマには感動さえ覚えた。いまどきこんな好青年があろうか。
可愛い妹みたいな劇団の後輩・舞ちゃんと付き合っているとマヤは思い込んでいるけれど、彼の気持ちははじめて出会ったあの頃からちっとも変わっていないらしい。しかし、速水氏の婚約にショックを受けて(桜小路君は黒沼先生に言われてただ誰かに失恋したとしか分かっていないけれど)稽古に専念することのできないマヤを一生懸命に元気付けようとするその姿はいじらしいものの、もう20歳過ぎてるんだから(多分過ぎていると思う。連載が長すぎてキャラクターの年齢が分からない)もうちょっと何とか立ち回れないものなのかしら。好い人なのねぇ。

「もうちょっと何とか」と言えば速水さん。速水さーん。仕事が恋人と周りから言われている冷酷な社長のくせに、マヤのこととなるともうどうしようもないらしい。42巻では今までよりもずっと煮え切らなくて、こちらがイライラするくらいだった。良い大人が…、桜小路君にマヤが元気付けられて、稽古場で仲良くしたりするのにものすごいやきもちを焼いているの。速水さん、落ち着いて!速水さんの影となってマヤの偵察役を務めている聖さんを使って、稽古場で桜小路君が使っているロッカーに入っている彼の携帯電話のマヤと写っている写真を集めたり、一体この人はどうしちゃったんでしょう。いつもの冷静さを著しく欠いているとしか思えません。写真集めは聖さんが勝手にやったのか?それとも速水さんが指示を出したのか?どっちにしろ、誉められたことじゃあないよなぁ。犯罪じゃないのか?しかもその写真がショックで手から落としてしまったのか、オフィスの床に写真がばら撒かれている。速水さんは窓の方を向いてショックを隠しきれない様子でいるところに水城秘書入ってきて目撃。「真澄様…!」(青ざめる水城さん)

嗚呼、6年も経ってこれか。これだけか。話自体には何の進展もない。はっきり言って、今回ちゃんと演技に燃えていたのは亜弓さんだけだ。自宅の部屋を和風に改装して、食事もばあやに紅天女のための特別メニューを作らせ(超粗食。お茶さえも飲まない←クイーンメリーにオレンジスライスが好きな亜弓さんなのに!)、トランポリンを使って空中でポーズを決めたり宙返りしたりして、紅天女にかたちから入っていこうとしていた。「やってみせる。私の紅天女…!」とか心の中で叫びながら美しい汗を流していらっしゃっていた。努力の人、亜弓さん。頑張れ、亜弓さん!桜小路君、マヤ、ちゃんと練習しろ!(あ、月影先生は恋も練習の一部だと言っていたか。「恋をしなさい、マヤ!」って、いつか言っていた気がするわ。じゃ、これはこれで良いのね?)

ところで、今回は一度も月影先生が出てきませんでしたが、どこ行っちゃったんでしょう?先生、お元気ですか?源造さんがついているから、大丈夫か?

前述の真澄さんが桜小路君とマヤの写真に激しく動揺しているシーンで幕を閉じた42巻、6年ぶりに新しい画が見られたことは喜ばしいけれど、それ以外ではガッカリだ。6年、6年も待ったのに…。(白目)

出版社の方々、ガラスの仮面ファンとしてお願いがあります。美内先生の才能は重々認めますが、書下ろしはやめてください。もうこれ以上美内先生を野放しにしないでください。ちゃんと編集を入れてください。美内先生がお元気なうちに最終回を迎えられるようにきちんと舵取りをしてください。全国のガラカメファンが、きっと私と同じ思いでいると思います。

Comment

こんにちは。
小学生時代から数十年ガラカメファンをやっています。
この6年、長かったですよね・・(ため息)

今回、私が一番おののいたのは、携帯!
それだけこのブランクが長かったことを物語っているのだけど、これじゃ、この先、ガラカメの魅力が半減するのでは?と、心配です。
何年経っても髪型の変わらない垢抜けないマヤや、話のストーリーがある意味魅力だったのに、一気に近代化してしまってなんだか、違うマンガを読んでいる気持になってしまいました。

てな感じで、私も今回のガラカメにはちょっとガッカリなのでした。
■ぜろさん、歓迎光臨☆
はじめまして。熱く語り合えるのは嬉しいです。

小学生の頃からとは!ガラカメの先輩ですね。私はガラカメ歴12年位…だと思います。

確かにあの携帯電話の登場には驚きました。42巻の時代設定とキャラクターの雰囲気と全く合ってないんですよね。無理に現代にすることはないのにと思いましたよ。あまりにも無理があるんだもの。

やっぱり、6年も待ったのに…!っていう気持ちにさせられましたね。
  • 2005/04/09 09:56
  • bonnbon
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ぱらっと読ませてもらったガラスの仮面42巻・・・
突っ込みどころ満載(いや)ですけど
そこまで読み手を引き込ませるのは
さすが美内先生だわっ!と思ってます。
今度じっくり漫画喫茶で読みまくろう。一巻から。

  • 2005/04/11 12:31
  • もみじ
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■もみじさん、
そう、さすがは美内先生です。その辺は認めます。やっぱりあれは才能ですね。
私はこの6年の間に何度となく1巻から復習しました。もみじさんも、是非どうぞ。理解が深まります。(笑
でも、41巻から42巻への移行には違和感を感じざるをえませんね。携帯電話と写メールが非難の矢先に立たされることは確実です。
  • 2005/04/13 10:13
  • bonnbon
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